連立方程式の2つの解き方について説明しましたね。加減法と代入法ですが、これらが一体何をしているのかが大切です。よく手段と目的の話が議論に上がりますが、この2つの方法は手段であり、目的は「2つの変数を1つの変数に下げる」ことでしたね。
分かりやすく説明するために、エバーグリーンと高の原イオンのどちらが市民生活により大きな影響を与えるのかという例で説明したやつです。
エバーグリーンさん、悪役を引き受けて下さりありがとうございます。そのおかげで中1は2変数を1変数にすることの大切さが理解できたはずです。この代償を彼らが売り上げ面できっと貢献してくれると思いますので、楽しみにされて下さい。次はジャパンさんも応援したいと思います。
この考え方自体は理科の対照実験にも通底します。2つを比較する際に変数を1にするという視点です。
蒸散の例では葉の裏からの蒸散量を知りたければ、ズレ(変数)が1カ所の試験管どうしを比較するというあれです。これ以外にも光合成の実験や、化学変化の液体と固体からの気体発生量の問題、音の高低と弦の長さ・重さの関係も同じタイプの考え方です。
奈良県の公立は昔からこの対照実験が大好きです。早目に是非マスターして下さい。こうやって考えると数学と理科が垣根を越えてつながっていることも分かりますね。それぞれが独立しているのではなく、むしろつながっていることに面白さが見えてくるはずです。1つの事から複数の理解に枝葉を広げるとはこういう事です👍