本日、公立入試を終えたみんな。本当にお疲れさまでした。
試験を終えて校舎に戻ってきた君たちの顔には、やり切った誇らしさと安堵の表情が浮かんでいましたね。教室の扉を恐る恐る開けましたが、その心配は不要でした。
(先生は試験が終わる15:15から何も手に付かず、ずっとソワソワして、君たちの到着を待ってました。)
すぐに笑い声が響き渡り、いつもの君たちの姿がそこにありました。普段とはまた異なった清々しい表情を見て、先生はホッとしたことを覚えています。
さて、今から毎年恒例の答案再現。
今年は産経ニュースが早めに解答を公開してくれたおかげで、例年のように焦って解かずに済みました。サンキュー産経、マジ、神😍。配点も掲載されていたので、正確な点数をその場で確認することができました。→こちら。
今年の入試は昨年度に比べて倍率が高い上に、一条以上の学力層にとっては得点しやすい問題も多かったので合格最低点は上がるのでは?と予測しています。一部の子にとっては僅差で勝敗が付く入試になっているかも知れません。
しかし、合格ラインぎりぎりの子も「やれるだけのことはやりました」と、胸を張っていました。結果はまだですが、力強く放ったこの一言が、Y君とのこれまでを走馬灯のように思い出させてくれました。
Y君は過去10回、判定模試を行ったのですがついに受験の当日まで一度も合格ラインを越えなかったのです。あと10点。この10点の壁がなかなか越えられませんでした。「諦めず最後まで頑張ろう。」「学校が終わってから直で塾に来い。」「入試まで1か月毎日理科と社会の補習を続けよう。」コピー機の修理とセコムの点検で機械音と点検音が飛び交う中、耳の悪いおじいちゃんに大声で話しかけるかのように、狭い職員室で大声を張り上げながら理科の補習を行ったこともありました。さらに受験1週間前にY君は風邪を引いたのですが、「お大事に」と気遣いつつも、「一日も早く治せ。」カムバックしたら次は数学の補習や!と本当に治して欲しいのか、こじらせたいのか分からない、二重人格者のような言葉を頂いた欠席連絡LINEに書きこんでしまいました。授業最終日、みんなが「さようなら~」と帰宅していく時に指導していたのもこのY君でした。その時も、数学の大問4に出てくる角度問題は「●×法」で100%正解させられるから出来るようにしてから帰宅するぞ!と絶対に失点させたくない問題を何度も何度も念押しして帰宅させました。受験校を下げずに「合格するためには何でもする」と覚悟を決めてくれていたので、私としてはその想いに応えるべく何としても合格させたかったのです。
採点後、自己採点結果を知らせに来てくれた時、気づいていなかったと思いますが、みんないつもより饒舌でしたよ。きっといつも以上に話したい気分だったんでしょうね。特にM君は過去イチ饒舌でしたね。
そんなM君。
実はM君はY君と同様、これまたあと10点あれば絶対安定というラインに乗るので、合同補習だ!とニコイチで補習を続けていた相方の生徒です。
今日の『教室の雰囲気を一気に緩めたMVP』でした。
それが「英語のリスニングに対する講評」。
M君「今日のリスニングはマジで当たりやった」
私「何が?」
M君「MikeとかKenが会話で話す時は問題無いんですけど、Mr.Brownが出てきたら、あいつやたらと低音でしゃべるんで、いつも『聞きづら!』って思ってたんですよ。そんで、試験前にBrown来んな!来んな!って願ってたら、出て来んかったんでマジBrownに感謝しました!」
全員「声質!!!?」
このやり取りからもこの時の教室がいかにリラックスしたものであったかが分かって頂けると思います。
さて、内容面では直前に対策した理科の溶解度計算やソーラーパネルの角度問題は力強い援護射撃になったようです。あとは、英作文の解法パターンは予測通りハマりましたね。50点中9点を占めるので、スラスラかけた安心感は大きかったようです。Fさんからも「来年もこの教材を使ってあげてください!」という力強いお墨付きをもらえたことは、先生の励みにもなりました。→英作文必殺教材!
最後に。ここまで積み重ねてきた努力と経験は、きっと君たちのこれからの人生において貴重な財産ととなるでしょう。まずは今日までの自分を誇りに思い、しっかりと労ってください。爆睡してね!
本当に、お疲れさまでした。ありがとう。