【小5】巻き戻しからの快進撃!算数に目覚めた小5たちの成長記録

小5クラスは小5の初期段階で特に算数の学力差が大きく、授業が成立しないと判断したのでクラスを分けた。通常授業を進める組と授業には入れず個別で補習をする組だ。最初の頃は個別補習をすればすぐに追いつくだろうと思っていたが、考えが甘かった。授業組はどんどん先に進むのに、補習組は一向に前に進まずループ再生。分数のたし算を指導しても次の時には忘れているの繰り返し。今思えばテキストを前から進めさせようとしたのが全ての失敗だった。人によっては九九が瞬間的に出て来ないし、通分が何かも分かっていない。そこで、小2内容まで一気に巻き戻し、九九まで戻って計算練習に取り組んだ。今日まで1年近くかかったが、ここ最近計算に関して言えば小6の1学期レベルまで来ることが出来た。

小6からは本体の授業に合流させると伝えた頃くらいだろうか。Aちゃんは毎回最前列に座って個別指導を受けるようになった。小学生が最前列に座るのビンゴ大会の時くらいと相場は決まっているのに。昨日は分数のかけ割りをやっていて、時間かかり過ぎよ、早く出しやと声をかけた。大問1問しか指示していなかったので、途中で詰まっているのかと思ってたら、1ページ目の終わりまで進んでいた。なんでこんなに早いの?と驚かされた。

また、R君は1間に10問計算が載っているプリントが満点になるのを目指している。満点だった時には教室にいる全員が顔を上げる。オーバーアクションで、よっしゃ、よっしゃ!とガッツポーズを3回もやるので、嫌でも見てしまう。また、満点が取れなかった時には床の木目を数えるくらいにうなだれて自分の席に戻る。これもまた周囲の視線を惹きつける。

長々と書いてしまったが、自信がないうちは行動も消極的で、先生からも離れた場所に座ろうとする。しかし、上手く行きはじめると饒舌になり、顔や行動にも自信が溢れてくる。実に分かりやすい。良い意味で本来のお調子者気質が顔を出し始める。お調子者どうし、非常に共感できる。

そうそう、調子に乗り過ぎたR君はここ最近日課がある。その日解いたプリントを帰宅時に塾の駐車場で紙飛行機にして飛ばしている。注意しても聞かないので、この前倉庫の上に飛行機を載せた時に、責任もって自分で取れよと指導したら。反省したのかそれ以降はやらなくなった。R君のお父さんへ。ここ最近プリントの持ち帰り量が少ないのはこれが原因かと…。