小6 中堅私学中学受験コース

偏差値で進路を決める時代は、終わりを迎えつつあります

「難関校か、それ以外か」
そんな従来の中学受験の常識を、そろそろ見直してみませんか?

Goda塾ではあえて「中堅私学」という冠をつけたコースを新設しました。
これは、「偏差値の真ん中の層」という意味ではありません。

むしろ、偏差値という一つのモノサシを一旦外して見ることで、多様な価値観や学びを育む学校がそこに存在すると考えたからです。

過度な競争ではなく、落ち着いた6年間を

勉強はしっかりさせたい。でも、過度な競争までは不要。落ち着いた環境で6年間、自分らしく成長してもらいたい。

そんな想いを持つご家庭に、「ここでよかった」と思っていただける受験を、私が責任をもってお手伝いします。

なぜ今、「中堅私学専門」なのか

教育環境は静かに、しかし確実に変わりつつあります。いままで進路の「王道」とされた地元の公立中→進学校→難関大学という道は、もはや“唯一の正解”でなくなってきています。

この10年で大きく変化しました。

・来年度から始まる高校授業料無償化
・6割を超える大学入試が推薦・総合選抜型へ移行
・私学による独自カリキュラムや教育理念の多様化

こうした変化により、社会全体が徐々に「偏差値中心」の価値観から離れつつあります。

「中堅私学」という言葉に込めた意味

「中堅校」とは、偏差値の中間層という意味ではありません。
むしろ、偏差値という一つの軸からあえて外れ、多様な価値観と教育の在り方に目を向けませんか?という提案のためにこの言葉を使いました。

学校の質は、偏差値だけではない

難関校ほどの熾烈な競争はない。かといって、学びに対して決して手薄というわけではない。

探究活動や国際教育、ICT、部活との両立など、勉強以外の面も大切に6年間を過ごせる学校。
「自分のなりたい姿を後押ししてくれる環境」こそが、私の考える中堅私学です。

偏差値表よりも、「この子にとっての最適解」

「ここなら自分らしく学べる」「落ち着いて通えそうだ」。そう思える学校が、偏差値ランキングのどこに載っているかは関係ありません。

その子にとっての最適解を一緒に見つけていきます。

指導方針

塾長がすべての指導を一貫して担当します。少人数制で、一人ひとりの性格や目的にしっかり合わせて指導します。募集人数に制限があるのも、「質の高い指導」と「安心できる学習環境」の両立のためです。

合っていない環境では、力は伸びません

大手塾の下位クラスで埋もれてしまっている。集団の中で、うまくペースをつかめない。

そんな子こそ、「自分に合った戦い方」で力を伸ばすべきです。

1年で合格を目指すカリキュラム

基礎を固め、「型」を覚え、繰り返す。

今年度は、1年間で合格を目指す短期集中型。特にカギとなるのは算数です。パターンを整理し、解法の「型」を身につけ、徹底的に繰り返す。苦手な子でも力を伸ばせる道筋を、しっかりと示します。

脱、なんとなく

自分らしい進路を、ここから一緒に探しましょう。

「お母さんの時代には偏差値で行く学校を決めてたけど、あんたたちの時代の受験とは変わってるから、色々ありすぎてもう分からへんわ。」

10年後、20年後に振り返ってみた時に、今がちょうどその転換点になっているはずです。

「なんとなく公立」「とりあえず大手塾」ではない、自分自身の進路選びを始めましょう。

対象とする生徒、ご家庭

  • 地元の公立中学より少し良い教育環境を求めている。勉強面以外の教育も充実させたい。
  • 競争、競争と追いつめられる必要はないが、ある程度の競争環境があり、きちんと勉強する姿勢を身に付けさせ、6年間落ち着いて通わせたい。
  • 現在の塾で消化不良になっている。取捨選択した対策をしてもらいたい。
  • 大手塾の下位クラスで、サポートが手薄で成績が伸び悩んでいるように感じる。

具体的な指導の方向

本年度については1年間で合格を目指すため(通常2年~3年程度)、効率的に進めます。基礎基本を重視。夏までに基礎固め、10月からは過去問に入ります。

秋からの指導とそのポイント

過去問分析による合格への道筋

一例としてこの層の子たちが第一志望や滑り止めとして受験しやすい奈良学園登美ヶ丘の対策について書いてみます。

指導にあたり、過去問、そしてプレ入試に至るまで分析を徹底しています。国語に関しては学校説明会に行かなければ入手できない採点基準までも把握していますので、記述対策も安心して下さい。

学校側の意図を理解した指導方針

  • 算数: 問題の難度が高くても突破可能な解法パターンを複数準備しています。特にB日程では限られた時間でどの問題を確実に取るかは生命線です。算数が苦手な子はまず大問1、大問2を完璧にして45点を目指します。大問3以降は一気に問題の難度が上がります。しかし、各大問の先頭にある小問3つ、4つに注力すれば、7割は目指せます。120点の配点ですから84点が目標です。算数でここまで出来れば、ずいぶんと合格が近付きます。また大問3、大問4は関東の大学附属校の類題、関西の難関中学で過去に出題された類題が多くみられるのも特徴です。
  • 地理: 統計資料と過去に学習した知識を結びつける訓練を実施します。毎回の授業では横に地図帳を開いて書き込みながら行います。例えばリンゴの生産量1位は青森県、2位は長野県といった具合に知識で完結させるだけでなく、なぜこの土地がリンゴの生産に向くのかという因果関係まで指導します。応用が利かない単純暗記の地理ではなく「系統地誌」の観点から指導します。
  • 歴史: マニアックなところまで知っている必要はありませんが、それぞれの用語に対する正確な知識が必要です。特に正誤問題の判断では、それが必須です。必要な範囲に絞り、重点的に指導します。
  • 公民: 毎年出題されるので憲法の条文をマスターすることは必須です。その他、国会、選挙など頻出テーマから順に優先して指導します。
  • 理科: 4つの分野から均等に出題されます。一つ一つの問題は各単元の基礎問題がほとんどです。ただ、過去には両性金属の酸・アルカリ反応を知らないと解けない難解な問題も出題されました。しかし、こういった難解な問題では得点差は付かないのが普通です。むしろ差が付くのは表やデータを扱う対照実験問題です。データを比較し、その差が結果にどういった影響を与えるのかという訓練を通して、問題を解く際の視点を磨きます。算数が苦手な子は理科でもコケる可能性がありますので、4教科(社会)受験がお勧めです。
  • 国語:語彙の強化は優先課題です。夏までに押さえます。しかし、中堅校が出題する語彙レベルを超える問題が散見される点が厄介です。次に、配点の大きい80字~90字記述では部分点確保の対策が必要です。要素の入れ方、解答根拠の探し方など、それらを統合して解答にまとめ上げる方法を指導します。類題を使用して何十枚も添削対策を行い、記述が書けるように指導します。

過去問演習

過去問演習は家庭学習でというのが一般的ですが、実際は塾側できちんと管理しないとなかなか進みません。大手塾を中心に、直前は志望校別特訓という集団特訓で時間を取られるので、赤本を解き終えずに受験している生徒も少なくないはずです。

教室で実際に時間を測って解答し、解説授業も行います。入試間際になって赤本が解き終わらずに入試に挑むということはありません。