責任をもって指導します
入塾から卒塾まで、 全教科・全学年を私一人が責任をもって直接指導します。
きちんと目が届く範囲で指導を行うため、初年度は5名程度の募集とさせて頂いております。
中堅私学受験専門コース開講の理由
有名進学校への合格を目指すならば実績とノウハウがある大手進学塾をお勧めします。多くの方は最初ガチで進学校に行こう(行かせたい)と中受の道に足を踏み入れますが、実際にはその過酷な課題量を震源地とする様々な問題を目の当たりにし、途中リタイアとなるケースは枚挙に暇がありません。中学受験は人を選びます。
多様な選択肢
偏差値の高い学校を否定するつもりは毛頭ありませんが、そこにたどり着ける子は上位15%の子たちだけです。むしろ世間一般からすればレアな子たちです。
学校の価値は決して偏差値だけで決まる訳ではありません。難関校を目指している訳ではないが、勉強もしっかりさせたい。公立中とは少し違った環境で6年間を過ごさせたい。海外留学などの様々な体験をさせたいという思いは何も高偏差値中学だけのものではありません。
多様化する進路と学校の新たな挑戦
さらに、これらの学校がその先の大学進学を見越していないかというとそうではありません。旧来の一般選抜型入試に加えて、探究活動や様々な体験からの学びを次の学びへとつなげる総合選抜型入試への対応を進めています。中学校の入り口段階では決して高偏差値でなくても、次の6年間で目一杯育て、伸び率ナンバーワンを謳う学校も少なくありません。
少し広い視点で学校を探し始めると今まで出会えなかった学校にも目が届くようになります。子どもの成長には早い遅いがあります。特に小学6年生くらいだとそれはなおさらです。選択肢が多様化した時代においてこういった進路選択もあるというのがコース開講理由です。
募集人数と対象とする生徒
開講初年度は入試まで残された時間が約9か月しかありませんので、中堅校合格に絞って必要なことを指導します。合格へまでの最短距離が走れるように指導します。加えて、募集人数も1クラス5名までの少数精鋭で行います。
中学受験は算数で決まると言っても過言ではありません。出来る子と出来ない子はここで合否が分かれます。しかし、パターンを絞り、解答の切り口を揃え、適切な練習量を入れれば苦手な子でも算数の力は確実に伸びます。伸びにくい子も一定数いることは事実ですが、その大半は計算力不足が原因です。計算力に課題がある子については別途補習を行って出来るように指導します。
以下のご希望をお持ちの方へ
- 中堅校。奈良学園登美ヶ丘中学、同志社中学、奈良学園、聖心学園中学、帝塚山、育英西中学校希望の生徒(適正検査対策は行いません)。
- 地元の公立中学よりも少し良い教育環境を求めている。勉強面以外の教育も充実させたい。
- 競争、競争と追いつめられる必要はないが、ある程度の競争環境があり、きちんと勉強する姿勢を身に付けさせ、6年間落ち着いて通わせたい。
- 現在の塾で消化不良になっている。中堅校受験に絞って対策して欲しい。
- 大手塾の下位クラスで、サポートが手薄で成績が伸び悩んでいるように感じる。
具体的な指導の方向
本年度については1年間で合格を目指すため(通常2年~3年程度)、効率的なカリキュラムで進めます。基礎力重視、狙われる個所に絞った教材を準備して徹底的に反復させます。夏までに基礎固め、10月からは過去問に入ります。
秋からの指導とそのポイント
徹底的な過去問分析による合格への戦略

一例としてこの層の子たちの第一志望や滑り止めとなりやすい奈良学園登美ヶ丘の対策について書いてみます。指導にあたり、過去問は全教科10年分解き、プレ入試に至るまで分析を徹底しています。国語に関しては学校説明会に行かなければ入手できない採点基準までも把握していますので記述対策も安心して下さい。
その上で、「どの問題を拾い、どこを捨てるのか」が判断されていますので、伸ばすべき部分に集中して、効率よく合格ラインが超えられるように指導します。
学校側の意図を理解した指導方針
- 算数: 問題の難度が高くても突破可能な解法パターンを複数準備しています。特にB日程では限られた時間でどの問題を確実に取るかは生命線です。算数が苦手な子はまず大問1、大問2を完璧にして45点を目指します。大問3以降は一気に問題の難度が上がります。しかし、各大問の先頭にある小問3つ、4つに注力すれば、7割は目指せます。120点の配点ですから84点が目標です。算数でここまで出来れば、ずいぶんと合格が近付きます。また大問3、大問4は関東の大学附属校の類題、関西の難関中学で過去に出題された類題が多くみられるのも特徴です。
- 地理: 統計資料と過去に学習した知識を結びつける訓練を実施します。毎回の授業では横に地図帳を開いて書き込みながら行います。例えばリンゴの生産量1位は青森県、2位は長野県といった具合に知識で完結させるだけでなく、なぜこの土地がリンゴの生産に向くのかという因果関係まで指導します。応用が利かない単純暗記の地理ではなく「系統地誌」の観点から指導します。
- 歴史: マニアックなところまで知っている必要はありませんが、それぞれの用語に対する正確な知識が必要です。特に正誤問題の判断では、それが必須です。必要な範囲に絞り、重点的に指導します。
- 公民: 毎年出題されるので憲法の条文をマスターすることは必須です。その他、国会、選挙など頻出テーマから順に優先して指導します。
- 理科: 4つの分野から均等に出題されます。一つ一つの問題は各単元の基礎問題がほとんどです。ただ、過去には両性金属の酸・アルカリ反応を知らないと解けない難解な問題も出題されました。しかし、こういった難解な問題では得点差は付かないのが普通です。むしろ差が付くのは表やデータを扱う対照実験問題です。データを比較し、その差が結果にどういった影響を与えるのかという訓練を通して、問題を解く際の視点を磨きます。算数が苦手な子は理科でもコケる可能性がありますので、4教科(社会)受験がお勧めです。
- 国語:語彙の強化は優先課題です。夏までに押さえます。しかし、中堅校が出題する語彙レベルを超える問題が散見される点が厄介です。次に、配点の大きい80字~90字記述では部分点確保の対策が必要です。要素の入れ方、解答根拠の探し方など、それらを統合して解答にまとめ上げる方法を指導します。類題を使用して何十枚も添削対策を行い、記述が書けるように指導します。
過去問対策



過去問演習は家庭学習でというのが一般的ですが、中堅校を狙う子は塾側できちんと管理しないとなかなか進みません。大手塾を中心に直前は志望校別特訓という集団特訓で時間を取られるので、赤本を解き終えずに受験している生徒も少なくないはずです。
教室で実際に時間を測って解答し、解説授業も行いますので、入試間際になって赤本が解き終わらずに入試に挑むということはありません。10月以降の赤本特訓では主要な問題の解説授業を行うとともに、必要な類題演習を示しますので、回を追う毎に「これは前やったヤツだ!」と自信と手応えを感じながら合格への道筋が作れるでしょう。
塾としてできること、出来ないこと
<出来ること>
- 基礎学力を徹底的に鍛える指導(こまめな小テスト、出来るまでの反復、呼び出し補習)
- 中堅校合格に必要なカリキュラム構築とその指導
- 真剣に学べる自習室の提供
<出来ないこと>
- 難関校受験のための応用問題特訓やハイレベルなテクニック指導
- 適性検査型入試への対応