近大附属高校 進学コース 合格
郡山高校 不合格
僕は2年生の時にA組で勉強を始めた。正直、自分はAでもBでもどっちでも良かった。でも、親はA組に入って欲しいと言っていた。自分も3年生になった時のことを考えるとAの方が良いと思った。この頃から少し勉強について意識し始めたのかもしれない。
そして、3年生の夏から本格的に受験勉強が始まった。夏はほぼ毎日塾に通った。難関校の英文読解と数学を中心に勉強していた。
正直、英文は分からない所もあったし、数学はもともと苦手で他の人と比べて出来ないことが多く、自分は一生懸命勉強しているつもりなのに全然追いつけなかった。
暑くて体力的にも精神的にも辛く、塾に行きたくないと何度も思った。でも、この先のために夏に頑張らないといけないという気持ちを持って夏は乗り切った。
そして、1回目の学診があった。
(学診については👉こちら)
正直、夏頑張ったんだから簡単だろうと思っていた。しかし、現実はそんなに甘くなかった。
僕は郡山高校を目指していたが、学診の結果を見て危なかったので秋から郷田先生に友達と2人で自習に呼ばれた。この2人はA組の最下位をいつも走っていたのでまた2人一緒だなと思った。
自習に呼ばれて少したった頃から赤本の解答や奈良学園の過去問解答が始まった。
正直、解けるだろうと思っていたがそんなことはなかった。どの教科も50点くらいしか取れなかった。
低い得点を取り続けている時に郷田先生が「復習」が一番大事と言い続けていた事を思い出した。
(点数が伸び悩み、その時に「復習」がきっかけで変化していった子たちは👉こちらと👉こちら)
その後、復習を続けていくと少しずつ知識が身に付いたように感じた。
この時はまだ私立入試まではすごく長く感じていたと思う。私立は育英高校の選抜コースと近大附属のS文理を目指して勉強していた。学校の先生からはどっちの高校も志望しているコースには行けないと言われた。この事を言われた時、すごく悔しかった。必死に勉強した。
でも、僕は県内私立入試の1週間くらい前に水疱瘡になった。1週間くらい勉強できないまま本番を迎えた。久しぶりに勉強に触れて、時間配分も上手くいかず、見直しが出来なかった。友達は簡単だったと言っていてのでとても不安だった。結果発表の日までドキドキだった。結果は選抜コースで合格。めちゃくちゃ嬉しかった。この時少し調子に乗っていたかもしれない。
喜ぶ暇もなく4日後には県外私立入試があったのですぐ勉強に戻った。数学が苦手でなかなか解き方を覚えられないまま本番を迎えた。体力の回復が追い付かず、行きの電車で半分以上の体力を使い切っていたかもしれない。テストが終わるごとに絶望した。正直、1番下のコースでも受かっていれば良い方だと思っていた。 結果は予想通り1番下のコースだった。周りの友達はS文理や文Ⅰに受かっていたので嬉しくはなかった。
でも、公立入試までは抜かしてやろうと逆にやる気に火が付いた。
そして、公立入試に向けての授業が本格的に始まった。9年分の過去問の解答も始まった。正直、私立対策で細かい所まで覚えていたので余裕だと思っていた。でも、私立の時と同じようには全然上手くいかなかった。
目標の郡山まで40点くらい差があった。250点中の40点は相当でかい。得意だった社会でさえ全然点が取れなかった。1番最初だしこんなものだと思っていた。 2回ほど受けてからは10点差くらいまでは縮めることができた。でも、数学がいつも20点くらい(50点満点)で足を引っ張り続けていた。他の教科で数字が出ても、この10点差がなかなか縮まらい。
塾で一緒に郡山を目指していたH君やA君はすでに合格ラインを越えていて凄いなと思っていた。
半ば合格を諦めていたが、何でもするつもりで直前に郷田先生に理科と数学の補習をしてもらった。今まで受けた公立の過去問や奈良学園の過去問も復習しまくって点数がまた上がり始めた。
しかし、結局9回受けて9回とも合格ラインは越えなかった。でも、郷田先生は郡山を受けることを止めることをせず、ずっと補習してくれた。
入試前日も塾の閉館時間を過ぎても数学の補習をしてもらった。出来る限りのことはやったと思う。
入試当日、今までやった事を出し切る気持ちの方がが強かったのであんまり緊張はしなかった。
英語は簡単で数学もいつもより出来たと感じたが、理科、社会がいつもより自信がなかった。正直、1問も落とせない中で解けなかったので不安でしかなかった。
その後、塾に集まって即日採点したら過去最高点に近かったのでやりきれたんだなと思った。
しかし、残念ながら結果は不合格だった。出来る事はやったし、過去最高点でも不合格だったので、運が悪かったんだなと思うしかなかった。むしろやり切った気持ちの方が大きかった。本音を言えば後悔と悔しい気持ちで溢れている。
郷田先生は目標を下げずに頑張ったことが凄いと言ってくれた。嬉しかった。落ちたけど今までの努力は無駄じゃなかったんだなと思わせてくれた。郷田先生や親の期待には応えられなかったかもしれないけど自分なりにやり切ったし、いい経験になったと思う。
私立高校だから親にはまだまだ迷惑をかけることになると思う。高校ではこの経験を活かして難関大学に受かって郷田先生や親にいい報告が出来るように頑張りたいと思う。これからは期待に応えられるように頑張りたい。
入塾当時から迷惑を沢山かけたと思いますが長い間面倒を見て下さりありがとうございました。
約4年間厳しい事を言われたこともあったけど、僕の考えを否定する事は少なく、今になって思えば有り難い事だったと分かります。郡山高校に受かる事は出来なかったけれど、ここまで頑張れたのは郷田先生のおかげです。感謝してもしきれません。
本当に今までありがとうございました。
(志望校を変えずに最後まで逃げずにチャレンジし続けた姿は本当に立派でした。もちろん合格を目指して取り組んでいくものですが、試験は水ものですので、運の要素もあります。そこまで深く落ち込む必要はありません。諦めず頑張りぬいた事実は合格でも不合格でも消えることはませんので。ここから先は与えられた場所で、目一杯咲き誇れるように頑張って下さいね。応援しています。先生の方こそありがとう。力不足でしたが、熱く一緒に目標を追いかけることが出来て楽しかったです。)