近大附属高校 スーパー文理コース 合格
受験勉強を通して素直に受け入れることの大切さを強く実感した。
郷田先生は素直に先生の話を聞き、それを実践することは受験において一つの武器となると常々言っていた。
その言葉を聞いてから私はできるだけ真面目に真正面から先生の言うことを受け止めることを第一に心がけるように心がけた。それまでは先生のアドバイスを聞いても自分のやり方を優先させることがあった。
それ以降は、言われた通りに全てを吸収してやるぞくらいの気持ちで毎回の授業を受けた。
そして勉強方法を見直すきっかけになったのが先生に勧められたまとめノートの作成である。私は数学と理科を中心に2年生の後半からまとめノートを作るようになった。
まとめノートではただ単に解いて間違えた問題を記録するのではなく、着眼点を意識すること。この問題のどこがポイントなのか、どこを見てとけば良いかを整理して書き表すことを心がけた。
(これが絶対的に正解という勉強方法は言い切るのは難しいと思っています。ですので、必ずやりなさいと全員に強要をしている訳ではないのですが、仮に正解に近い勉強法があるとするならそれはまとめノートの作成かと思います。継続して取り組んだ子たちはきっと作りながら学ぶのですが、これは「抽象化」するための訓練です。この単元って結局何なの?どこがポイントなの?と視点を整理するのに非常に役立ちます。
数学は特に効果的です。この練習をすると、数学の解き方がガラッと変わります。解きながら考えるのではなく、問題を解く前段階でほぼ8割程度解けてしまいます。問題を俯瞰し、どの解法が最適なのか見通しを付けて解くことにつながります。
この勉強を避けると数をこなす事でしかそのエッセンスを吸収できなくなりますが、これを続けると少ない量で済むようになるので、効率的です。先々の大学受験を見越した場合、中学生時代にこれが身に付くのは大きいと思います。
以前のブログに書きました早稲田大学を受験したM君も高校1年生の時に学校の進度が速すぎて勉強のペースを崩しました。まとめノートを作る時間が無くなり、どうしたら良いかと相談に来たことがありました。まとめノートとは関係ないですが、M君のことはこちらに書きました。👉早稲田合格を目指したM君の葛藤)
最初は時間がかかると感じたが、続けるうちに問題の本質を素早く見抜く力がつき応用問題にも対応しやすくなった。またやって行く中でまとめることが、実は自分は好きなんだと分かった。
数学では解法のパターンをまとめることで類似問題への対応力が上がり、理科では解法はもちろん分野ごとにどのような問題が出るのかという特徴をつかむことができるようになった。
(それはまさにまとめノートの効果ですね。A君はまとめノートをコツコツと作る真面目さで言えば過去イチの生徒だったかもしれません。A君のノートも現在お願いして持って来てもらうことになっていますので、届き次第後輩の子たちには見てもらうようにしますね。)
3年生にかけてこの学習方法を継続したことで志望校合格へとつながる大きな要因になったと思う。
私は高校受験に向けてGoda塾での受験生活で素直に先生の話を聞きそれを実践することが合格への第一歩だということを学んだ。次のステージでもこの姿勢を大切に目の前の目標に取り組んでいきたいと思う。
(高校では理系に進みたいと言ってくれていましたね。理系の大学受験は数学で決まると言っても過言ではありません。なんせ1問あたりの配点が大きいので。解く前の見切りで完答数がほぼ決まるので、引き続きこの勉強方法を続けてもらいたいと思います。頑張って下さい。応援しています。)