「一生懸命になることで広がる世界、出来なかったことを出来るようにする経験。そういった人生の原体験を作る場所を用意しました。」
卒業生が語る学びの財産
卒業生が久しぶりに塾を訪ねて来てくれた際に、『高校受験のとき、先生に教えてもらった英文解釈の仕方、論説文の読解方法、いまだにあれを使っています』と話してくれました。そういった言葉を聞くたびに、あの時の言葉や指導が今も深く根付いていることが感じられて嬉しい気持ちになります。
1学年10数名の小さな塾ですが卒業後は、国立医学部、京大、早稲田といった難関校を目指す生徒が毎年出ます。とは言え、入塾当初からみな特別な才能に溢れていたわけではありません。
土台となる授業と特訓
例えば、天体の話をしていたかと思えば宗教の話に飛び、またEUの話から規制変更の話、そして哲学の話へと話の矛先はどんどん変化します。雑談の中で様々な知識に触れ、多面的に物事が捉えられる子に育てたいという思いから授業では出来るだけこのような話をすることを意識しています。そういう意味で、知識欲が旺盛な子にはきっと飽きない授業となるでしょう。
また、これらの話を聞いて面白かったで終わらせないように、必ず身に付くまで演習させます。一度で出来なければ二度。二度目で出来なければ三度。補習も再テストもガンガン繰り返します。集団授業では大きく指導し、ズレるところは個別指導で補います。
まずは好奇心を引き出しつつ、それらを血肉に変える訓練の二本柱です。
三番目の柱
そして、最後にこれらを支える第三の柱として「努力」や「夢」、「考え方」つまりは「生き方」といった根っこの部分があります。今となっては少し古めかしく感じられるかもしれませんが、どれだけ高度なテクニックや知識を持っていたとしても、それらを輝かせるための強い意志や真面目な姿勢は欠かせません。初期の成長角度を1°変えられるかどうかで、原石のまま終わるか、はたまた宝石へと変化するかは違ってきます。
子どもたちの中に秘められた大きな可能性を信じ、その可能性を引き出すことに誇りと情熱を注ぎ続けます。