5/1(木)はMTの日になります。昨年度とは異なり、この日1日で全ての試験を行いますので準備を進めて下さい。
<小6>
・英単語:日々トレ『3/24~4/26』までの90単語(511store~600New Year’s day)。英単語を書かせる出題です。
・英作文:4/26までにノートに書いた例文から出題(4/22段階で13文指導済)します。
・国語:小6コア『最初~P17』まで。漢字指定。
・漢字:漢字ガイダンス第1章~第7章
・算数:小5コア『21章・22章(割合・百分率)』、小6コア『3章~7章(分数計算、単位変換、割合)』
算数の復習範囲
算数に関して。算数の速さの単位変換、割合から多くを出題します。小5コアの指定は復習が必要な子のために示したものですので、毎回の日々トレで詰まらずに出来ている子は小6の範囲の復習で大丈夫です。理解が追い付いていない子は小5コアまで確認しておいて下さい。
今回の算数は特に丁寧に勉強して下さい
速さ、割合はこの先も大変重要な単元になります。
これらの単元が理解しにくくなる理由に、2つの単位が組み合わされる点が挙げられます。これらは組立単位といって目に見える形で表現できなくなります。
分は時間の単位、mは距離の単位。1つの単位であれば数直線で表現可能ですが、これらが組み合わさった1分あたり20m進むという(組立単位)は数直線では表現できません。
5分が2つあれば10分という数直線の長さになり、数直線は伸びます。
しかし、組立単位はどうでしょう。1分あたり20m進むという状況は数直線が伸びるのでしょうか。
1分に20mを進む状況を2回繰り返しましょう。つまり、2分間では40m進むことになります。これは1分あたり20m進むという最初の状況から何も変わっておらず数直線が長くなるわけではありません。
すなわち、今まで目で確認できていた「具体的な」物理量から、「抽象的な」頭の中だけでしか考えられない物理量に変化します。
初めてこういった抽象的な概念に出会うので子供たちにとっては決して簡単ではありません。
中学生になれば、理科で比熱という単元が出てきます。単位はJ/g・℃となり、ここには3つの単位が絡んでいます。
さらに、高校生の力学では、①J=②F×x=③kg・(m/秒2)×m=④kg・(m/秒)2 のように考えます。①の物理量を②力×移動距離や④質量×速さの2乗で表現することができます。抽象的な世界の中でさらにそれらを変換することを学びます。
つまり、小学校で習う割合や速さは今後学習する内容の大元であり、ここをしっかりと押さえることは今後にとっても非常に大切です。
推理小説の最終章をいきなり理解しようとしてもオチが掴めないのと同様に、第1章から貼られた伏線を丁寧に回収していく事でより一層、予測と結末のギャップが楽しめます。
「基本が大事」とは耳慣れた言葉ですが、それは決して簡単という意味ではありません。このように先々続く内容の根っこであるという意味で、それ自体が決して簡単という訳ではありません。
むしろ、この内容がもととなりここから枝葉が広がっていく事を考えれば、極めて奥の深い単元に差し掛かったと言えます。
今回の算数は大切な基本になりますので、ぜひ丁寧にしっかりと復習されて下さい。




