「全体の調和を考え、楷書で、一行で丁寧に書け。」


勉強以前に大切なことがあります。



ノートの字は丁寧に、文字とのバランスを考えて書く。
先生が教えた通りにやる。
消しカスを捨てて帰る。
線は物差しで引く。
机を並べて帰る。
履物をそろえる。
消しカスが挟まったノートは消しカスを捨てて提出。
ノートは名前を書いて提出する。
ルーズリーフを複数毎束にして提出する際は、端を折らずにホッチキスで留めて出す。
目を見て挨拶する。
借りたものを返すときは「ありがとうございました。」と自分の口で伝える。職員室に行く友達に返却をお願いしない。
階段を歩く時は迷惑にならない程度の音量で静かに歩く。



勉強は面倒くさいことが多いのです。


面倒くさいので

「まぁ、これで良いか」で済ませてしまっては

学力の向上は望めません。



よく最後のツメが甘いと言いますが、

詰まるはずもありません。



試験前に計画を立ててもその計画自体が甘く、


「明日数学のワークを全部終わらせる」など
根拠のない自信に満ち溢れた予定表が出来上がります。


まるで、Breaking Downに出てくる若者のようです。


1ページやるのに、

〇付け、
やり直しまで

だいたい何分程かかるのか想定されないと

正しい見積もりは出来ないでしょう。



「塾に長い時間いますが、
成績が思ったように上がりません。」

当然です。


一部優秀な生徒で
字は汚いけど勉強はできる。


そんな生徒もごくまれにいます。


しかし、体感的には
公立中学校の100人に1人いるか、
いないかです。


ほぼいないと考えた方が良いでしょう。



先日の小6数学の授業は
「先生の教えた通りに解く」

これだけを伝えました。



宿題の提出がほぼ全員
「自己流」
になっていたからです。



教えられたとおりに解く。
習った通りにやる。


中学校に上がる前に
きちんと躾けておくべきことばかりです。



奈良県の公立入試の国語の問題に
「全体の調和を考え、楷書で、一行で丁寧に書け(写せ)。」

という問題が昔からあります。


なかなか示唆に富んでいると思いませんか?

小1~小3プレコースは「書写」が指導テーマにあります。