子供たちを相手に話していると意図しない形でこちらの発言が伝わってしまうことがある。
昨日なんかもそうだ。
授業の終わりに
「今日の授業でされた話のポイントをあげてみて」
と言ったら、一人の男の子が
「中間テスト失敗しろ!」
こう言ったんです。
一同、吉本新喜劇ばりのズッコケ。
ドヒャー!
しかし、本人は至って真剣。。。
こちらが伝えた内容としては
「失敗するなら早いうちが良い。それも大きく頭を打てば、悔しい気持ちも湧くだろう。今の勉強の取り組みの悪い点に気がつけば、それを元に次に向けて頑張ればいい。大失敗の経験も大事」
要約すると、私がしたのはこんな話だ。
前提条件も何もかもぜーんぶすっ飛ばして、「失敗しろ!」
なんて言うはずがない。笑
つまり、何が言いたいかというと。
== 帰宅後の会話 ==
母:「今日の塾どうやった?」
子供:「先生に、お前たち中間試験失敗しろ!」ってひどいこと言われた・・・
母:「えっ、ひどいね!言い過ぎじゃない!」
子供:「そうやろ・・・。やる気なくすわ。。」
きっと、こうなるだろう。
しかし、ブログで考えをきちんと考えを伝えていることで最近は援護射撃が増えているそうだ。
母:「そんなこと言わんでしょ!」
母:「あんたが、言われた通りにしてないからちゃうの?」
母:「ブログに書いてはったやん。あんた読んでないん?!」
というスタンスで子供からの話半分で聞いてくれているご家庭が増えているようで。こちらとしては有難い状態です。
その昔。
マンスリーテストで悪い点を取って、お父さんに怒られるのが怖くて。
子供:「お前には勉強向いてない。郷田先生に塾やめろ!」と言われた・・・
親:「どういうつもりや!できへん生徒を教えるのがお前の仕事やろ!子供傷つけて何がしたいんじゃ!」
と一方的に、怒鳴り込んで来られご家庭がありました。
これに関しては、スタッフ一同新喜劇のようにずっこけました。
教室の中で、一人ずつ成績表を見ながら、「次に向けてこうしような」
というアドバイスはあったものの、きつい口調で言うことは全くなく。
そこで、察しました。
子供はこのお父さんのテンションにビビったんやな。だから、報告の際に嘘をついたんやと。
さて、
前半は意図せず、曲解で伝わった例。
後半は子供が意図的に嘘をついた例。
を書きました。
いずれにせよ、きちんとこちらの意図を普段から正確に伝わるようにしておくことが大事だと感じる今日この頃でした。