受験体験記04

反抗期との向き合い方

息子は小学生の時から塾に行きたがる子で、3年生の頃から学研に通い始めました。Goda塾が出来た時は家のすぐ近くに塾が出来たと大喜びし入塾出来る年になるのを心待ちにしていました。

実際に通い始めるととても楽しそうで、学校から帰ると塾にすぐに飛んで行くような子でした。

きっと中学生になっても友達と競い合ったり順調なんだろうなと思っていました。

しかし、一番大切なはずの中学3年生になった時から急に成績が落ち始め、それに伴い私への態度や言動も酷くなっていきました。

本当に急激な成績の落ち方でこれ以上落ちないように。そして元通りに戻す為に親としてどう接すればいいのか、何をしてあげればいいのかが分からずかなり悩みました。

口うるさく言われるのは嫌だと分かっているけど、言わない訳にもいきません。

言い合いになってしまい志望校を下げると言われた時も、今以上に成績が下がってしまう不安から反対しました。しかし、結果としては息子自身が行きたいと曲げなかった登美ケ丘高校を受験、そして最終的には合格することが出来ました。

滑り止めの私学選びも、最初はいい加減に考えていたのですが、郷田先生に「滑り止めこそ、もしもの時の為にきちんと考えなければいけません。」さらに、「行きたいと思える私立が合格しているからこそ、希望する公立に挑戦できるはずです。」と教えていただきました。

育英高校の高大連携コースが受かったことで息子は自信がつき、私もとても嬉しく安心して公立の受験に行かせることになります。

しかし、育英高校の合格発表日と京都橘高校の受験日が重なり、息子よりも先に私が合格発表を見ました。それを先に郷田先生に知らせてしまった事が嫌だったらしく怒っていたので、京都橘高校からの封筒は開けずに息子が帰って来るのを待っていました。届いてる事を伝えると開封せずそのまま塾に持って行こうとするので、そこでまた言い合いになりました。

「何で俺が受けた試験やのにお母さんに見せなあかんの?」と言われた時は愕然としました。

「じゃあ見たらいいやん!!」と渡され「開けるよ?」と言ってるのに一緒に見る事もしてくれませんでした。

登美ケ丘高校の発表の時も私の近くにはいませんでした。

発表された後「おめでとう」と言いたくて息子の所に行くと、第一声で「気持ち悪い」と言われ、結局今だに私学も公立も私からきちんとした「おめでとう」を伝えられていません。

受験が終わるまでは毎日帰りの遅い息子を待って、少し会話するように心がけていたのですが、反抗期なのか私の関わり方が悪いのか、受験生の親としてどう接するべきなのか全く分からず悩みました。今思うと子供よりも前のめりになりすぎていたのが悪かったのかなと反省しています。

やはり受験するのは子供なので、親は一歩引いた所で見守るのが良いのかもしれません。

高校生になってもきっと心配事は尽きないと思いますが、あまり口出しし過ぎないように気をつけようと思います。