入試制度が意識を変える


先日の保護者会でも話した内容。

これを見てほしい。

(出典:大阪日日新聞9/16の記事より)

記事のリンク https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/220926/20220926032.html


大阪のトップ校はC問題を選択する。

北野・天王寺・茨木高校を受験する生徒は

受験段階で8割近くが英検2級を取得している。


(ざっくり英検2級のレベルは高校卒業程度)

大阪は2級を持っていると当日点の8割が保障される。



実際、うちの塾でも英検2級を持っている生徒は2名だけ。


準2級になればもう少し数は増えるが、

奈良と大阪の差を感じずにはいられない。



しかし、これはこれで事実だが、
僕が見ているのはそこじゃない。




もし御兄弟で、
上の子がこんな感じの受験を経験したとする。


すると下の子はどうだろうか?


「あんた、早くから塾通いなさい。」

「英会話教室はどう?」


家庭内でのそんな光景が目に浮かぶ。


今までよりも早くから教育しようとするのではないだろうか。



この状況の裾野には、そんな世界が透けて見える。



数十キロ離れた先で、しのぎを削って日夜頑張る中学生と小学生達がいる。

別の府のことだから関係ないやん?
とは思えない。



仮に、高校受験に成功したとしても、
その先で本当に勝負ができるのだろうか。


大学受験は全国区。


3年後こういった層の子たちと
ガチンコでぶつかることになる。


英検が大切だとかそんな話ではない。



入試制度が発端となり、
「意識」が猛烈に変わりつつある。