先日の保護者会でも話した内容。
これを見てほしい。

(出典:大阪日日新聞9/16の記事より)
大阪のトップ校はC問題を選択する。
北野・天王寺・茨木高校を受験する生徒は
受験段階で8割近くが英検2級を取得している。
(ざっくり英検2級のレベルは高校卒業程度)
大阪は2級を持っていると当日点の8割が保障される。
実際、うちの塾でも英検2級を持っている生徒は2名だけ。
準2級になればもう少し数は増えるが、
奈良と大阪の差を感じずにはいられない。
しかし、これはこれで事実だが、
僕が見ているのはそこじゃない。
もし御兄弟で、
上の子がこんな感じの受験を経験したとする。
すると下の子はどうだろうか?
「あんた、早くから塾通いなさい。」
「英会話教室はどう?」
家庭内でのそんな光景が目に浮かぶ。
今までよりも早くから教育しようとするのではないだろうか。
この状況の裾野には、そんな世界が透けて見える。
数十キロ離れた先で、しのぎを削って日夜頑張る中学生と小学生達がいる。
別の府のことだから関係ないやん?
とは思えない。
仮に、高校受験に成功したとしても、
その先で本当に勝負ができるのだろうか。
大学受験は全国区。
3年後こういった層の子たちと
ガチンコでぶつかることになる。
英検が大切だとかそんな話ではない。
入試制度が発端となり、
「意識」が猛烈に変わりつつある。