頑張れA子ちゃん。

中2のA子ちゃん。

1学期の途中から入塾の彼女。

一生懸命頑張ったのに、

期末試験で思うような結果が出なかったと泣いた。


もう塾も辞めたい。

相談に来た。(はやっ!)


きっと塾に行けば勝手に成績が上がると思っていたのだろう。


2学期の中間試験、

リベンジすることを約束し、
面談を終えた。



さて、昨日の授業の中での一コマ。



生徒から国文法の授業をして欲しいとの申し出があり、

授業を行うことになった。




授業冒頭で、

「聞かなくて良い人は他の事をすれば良いよ」


と全体に向けて話した。




A子ちゃん、

何かを解いている。




よく見みると国文法のテキストを
一人で進めている。



授業をしながら、横目でその様子を確認する。



解いては、
〇付け、
その後解説を読む。



解いては、
〇付け、
その後解説を読む。



明らかに私の授業は彼女に耳には届いていない。




あっ。

授業に頼らず自分で勉強を進めている。




実は

彼女の点数、現在5科目で学校平均を下回るレベル。



この点数帯の生徒自らが

先手先手で進めることがいかに難しいことか。



指導経験のある方なら
ご理解頂けるのではないだろうか。




「何とかしたい」

そんな強い思いが、



彼女の行動の一つ一つに

垣間見える

今回の試験対策。



先日も

「家で声に出して勉強したいので、今日の塾休みます。」


そう自ら伝えてきた。


前回の痛みが「勉強は自分でするものだ」

と彼女に強く自覚させたのではないだろうか。




勉強は

誰かに教えられてするものではなく、



「自ら学び取って行くもの。」



体にしみ込むように自覚する日も決して遠くない気がする。




現在の自分は過去の自分の積み重ね。

未来の自分を作るのは、現在の自分。




どんな状況からでも

自覚と行動があればきっと未来は変えていけるはず。




頑張れA子ちゃん!