心の中に尾崎

昔のやんちゃはな、目に見えてやんちゃやろ。

バイクぶんぶん言わせてな。


中学の卒業式には、



学校に鉄パイプ持って行ってな。




卒業式に警察が来るんや。




見た目も、心も、



両方ともに



尾崎が住んでんねんな。





尾崎豊、知ってるか?




先生が、私立中学受験したのも、


これが理由や。




頭が良かったから違うからな。




地元の中学が悪すぎただけや。


先生がな、


昔住んでた南河内エリアって


当時はちょっと悪かってんな。





今の子は



見た目、



悪そうなやつなんてホンマにおらんわ。




おっても、


今のご時世ダサく見えるしな。




だけどな、


この中学生から高校生にかけてって、



心の変化が大きい時やろ。



時代は変わって、



見た目が変わっても。


やっぱり、





心の中の尾崎はおるんやな。






出口の見えない道を



進んでるんやろうな。





言葉にできたら




解決は間近やねんやろうけど、



言葉にできへんから。




苦しいんやろうな。




卑近な言い方やけど



質問せー。



言うても。


どこが分からんかが分からん


ってのに近いんかもな。




先生も、過ぎてきた道やから。



分からんくもないけど、




苦しい気持ちや痛みは




当人にしかわからんしな。





今はそっとしとくわ。




また、



一緒に頑張ろな。