小6生!
昨日のマンスリーテストの結果には驚かされました。
もちろん、良い意味ではありません。
今から言われるとおりにやるようにして下さい。今後、この通りにやってなければ、容赦なく再提出を命じます。
①日々トレはテストです。時間を計って取り組みましょう。
そう、ストップウォッチの出番です。解き終わるまでの時間をノートの端に分かるように書き留めて下さい。そして、解くときは、何も見ないで解いて下さい。調べないで下さい。他のものに一切頼らないで下さい。
緊張感のある一発勝負を普段から練習していないので、マンスリーテストのような本番で細かいミスが連発するのです。テストの結果が悪いのは、普段の姿勢の表れです。成績を上げたければ、答えをチラ見するようなズルはすぐに止めて下さい。勉強界の痴漢行為です。犯罪です。
②終わればすぐに答え合わせをしましょう。
1単語1単語に〇付けをしましょう。これは「高1のまーくん」のブログで話した通りです。
とにかく、やることが雑なんです。お店でちゃんとおつりが戻されなかったら、嫌でしょう。
おつりが、889円だとしましょう。「キリが良いので880円をお返ししますね」って言われたら、その適当さに憤るでしょう。君たちの日々トレを採点している先生の気持ちはいつもこんな気持ちです。
ちゃんと声に出して読み。左手で模範解答をなぞり、右手で一文字一文字確認して、採点して下さい。seeは「見える」look atは「しっかりと見る」です。seeではダメです。look atでやって下さい。
③次は間違え直しです。
ここが一番大事です。①②はどこに間違いがあるかの確認作業です。
③の確認作業は超絶大事です。お母さんにとってのメイクと同じくらいの意味を持ちます。
この比喩表現は次回の確認テストで出題します。重要なので必ず覚えておきましょう。
③をせずに、①②で満足してしまう生徒がいますが、トイレに行って、お尻を拭かずに出てくるようなものです。
先生もかつて、イオンのトイレでお尻を拭いて普段通りトイレを後にしました。洗面台の前に立つと何かヒラヒラした天女の衣みたいなものが2mくらいふわふわ漂っているのに気づきました。
「あっ。ついに天女になれた」と思って、喜んだのもほんの束の間。それがトイレットペーパーであったのに気づくのに多くの時間は要しませんでした。恥ずかしさのあまり一気に地獄に突き落とされました。
先生自身もこういう経験をして、「最終確認の重要性」を学習しました。皆さんもきっとこれからです。応援しています。がんばって下さい。
さて、③に踏み込みます。
ここで初めて「調べる」ということをして下さい。授業ノートを振り返り、その当時の事を思い出してどうやって教えられていたかを確認して下さい。
自己流でやり直しをするのは止めて下さい。46億年早いです。地球誕生まで出直して下さい。
そして、親に聞かないで下さい。この前の授業で、「わからない点は親に聞く」と半数以上の生徒が手を挙げました。正直驚きました。必ず自分で解決して下さい。
親はあなたたちよりも先に死にます。将来使えなくなるものを当てにしていてはなりません。
今のうちから自分で調べる癖をつけて下さい。分からなければ、「分からない」と書いておいて下さい。そして、次の日に塾に来て質問して下さい。そのための自学教室です。親は質問には答えてくれますが、どうやってそれを定着させるかまでは教えてくれません。
④間違えた理由が分かれば、それを「まとめノート」に書き留めましょう。
君たちは残念ながら覚える天才ではありません。しかし、安心して下さい。忘れることの天才ではあります。
毎日、毎日、書いているうちに同じことを忘れていることに気づくはずです。それこそが大発見です。
正体が天女の衣ではなく、トイレットペーパーだっだというくらい大発見です。そこにいたのは神ではなく、ただの紙だったのです。
若いうちは自分が有能だと信じて疑いません。しかし、中学生くらいから、現実を知ります。〇〇ちゃん、すごいね~。こんなに覚えれたの!!と言われていたのは小学生までのこと。周りにはもっとすごい子たちが大勢いることに気づきます。いかにチヤホヤの海で泳がされていたかに気付くでしょう。さぁ、さっさと陸上に上がってきて下さい。それが進化です。
忘れるのはあなたの習性です。習性に先回りし、書き留め、そして忘れてしまうことに抗うのです。そうやって作られたノートは君たちだけのものになります。世界に1つのまとめノートを作って下さい。何度も目を通し血肉化して下さい。
⑤99%の生徒は④で終わります。しかし、そこから抜きんでる1%は⑤まで行います。
もう1回その場で①に戻って下さい。必ずです。そして、全ての問題が1発で正解になるまで繰り返して下さい。
そうすれば君の成績はうなぎのぼりです。天女が天に昇って行く姿を想像して下さい。見事なまでの昇天です。
さて、最後に⓪番目を
とにかく、最初は言われた通りにだけやって下さい。
みなさんは。「水野敬也著 夢を叶えるゾウ1」を読んだことありますか。460万部売れた、大自己啓発本です。
冒頭で、ガネーシャが主人公に出す課題は「靴をみがく」でした。ガネーシャからの最初のメッセージは一言で言えば「人生を変えたければ、素直に言うことを聞け。」です。大概の本は最後まで読まれません。著者はそのことを分かっているので、一番伝えたいメッセージを一番最初に持ってきてインパクトを残します。この本の冒頭は「素直に言われた通りにやれ」でした。
先生もこの意見に賛成です。
塾講師という職業の特徴は「生徒同士を比較できる点」です。伸びた生徒、伸びなかった生徒。毎年両方とも経験します。やはり、素直で愚直に努力できる生徒が伸びるのは言うまでもありません。
宗教家みたいで嫌ですが。言われた通り、素直な気持ちで人の話を聞き、守り。最後は天に昇って行きましょう。笑
頑張って下さい。まだまだ始まったばかりです。今すぐ悪しき習慣を捨てて進化して下さい。
応援しています。