夢や目標がないなら、トップ校を目指せ

やりたいことがあれば、それを追いかけましょう。行きたい高校があるなら、そこを目指しましょう。

やりたいことが無かったり、行きたい高校がない時こそトップ校を目指しましょう。

学歴不問の業界であっても、学歴があって損することはありません。そこまでに培われた努力や経験、手に入れた知識は決して裏切りません。

世の中は君たちの思っている以上に学歴社会です。
今は大手でも学歴不問と口をそろえて言いますが、入社してみれば同期はトップ国公立大。早慶、同志社以下はゼロなんてことは普通にある話です。

先生が大学院に行ったとき、同期の半数近くは中国人と韓国人でした。彼らの国では日本以上の学歴社会のようです。

ある大手企業に勤めるお父さんから、聞いた話ですが「うちは学歴不問と言ってますが、やはり大学でフィルターをかけてます。基準を満たす大学であれば「説明会余裕あり」で返事しますが、基準を満たさない大学であれば「定員いっぱいです」。そういう返事が返る仕組みになっています。」そんなことを仰っていました。

実際に大学名等を書く欄がない会社でも、選考を通り抜けていくのはやはり考える力があり、行動力のある学生が残る。結果的に学歴順になることが多く、なので学歴フィルターをかけない方がむしろ採用コストがかかってしまう。それが本音と聞いたこともあります。

分かりやすく東大生100名を選考して、優秀な学生5名を採用するとします。

比べて偏差値50くらいのところから、このレベルの人材5名を探すとしましょう。一体、何人面接すれば良いのでしょうか。1000名くらいでしょうか。

この例だと同じレベルの人材を採用するのに10倍のコストがかかってしまいますね。そういう意味で、学歴フィルターをかけることに一定の合理性はありそうです。

18歳までの努力でその先が少しでも花開くのなら、その苦労は積極的に買いに行きべきでしょう。分かりやすく言い変えますね。

コンビニに行って買い物をする時に、1000円を持っているのか、100円を持っているのか、30円しか持っていないのか。この3パターンで考えましょう。

1000円だと、お弁当とジュース。そしてみんな大好きホットスナック。これくらいは買えそうですね。

では、100円ではどうでしょうか。グミかパンか。そんなところでしょうか。

最後に、30円ではどうでしょう。チロルチョコ?ブラックサンダー?今は買えるのでしょうか?

これは可能性の話です。

1000円を持って、100円や30円のものは買えますが、50円では選択肢が絞られて選べませんね。

偏差値でも同じことが言えます。

偏差値70であれば、偏差値60の学校も50の学校も選べますが、その逆は無理です。

サッカーがしたい。その学校は偏差値60。偏差値70があれば、そんな選択も可能です。しかし、偏差値50ではどうでしょうか。憧れで終わりますね。

つまり、学力を上げるというのは、「選択肢=可能性」を広げると言い換えられます。

好きなものが買えるというのは嬉しいことです。

やりたいことがなく、決まった目標が無いからこそ一段上を目指すのです。

ドラゴン桜の桜木先生のようですが、18歳までの努力は裏切りません。

18歳以降の努力と、18歳までの努力を比較した場合、18歳までの努力から得られるリターンの方が大きいでしょう。

こういうことを意識して、今のうちにしっかりと可能性を広げておきましょう。