授業後の個別特訓開始。その肝とは?



昨日から、2年B組のメンバー数名と一緒に授業後補習を開始しました。



きっかけは1人の女の子。



この子とは中間試験の時から授業後補習をしていて、期末に向けても補習を組んで欲しいと志願してくれたので、「じゃあやろうか!」となりました。




教室でこのやりとりをしていたので、それを聞いていた子達数名が、「先生、僕もやりたいです。」「僕もいいですか?」と申し出てくれたので、じゃあ4人でやろう!と決まりました。





決して英語が得意な子達ではなく「英語ができるようになりたい」と願っている子たち。




つまり、勉強の仕方がイマイチ分かっていない子たちです。




🙆今回のポイントは「採点は先生がすること」



これがとにかく大切です。



真面目な子たちなので言われた通りにしようとしてくれるのですが、「言われた通りにできない」。もっと正確に言えば、「分からないところが分かってない」というのが、より正確です。





定期試験で平均点に満たない子の成績を上げるための第一歩は「先生による採点」。(そんなことまですると自分で勉強が・・・とかはこの先の話です。まずここ。)



ここには2点メリットがあります。



1️⃣先生が各自の課題をその場で掴み、修正指示をすぐに出せる点。



2️⃣答えが自分で出せるようになるまで「深く」考え、粘らせられること。



2️⃣は特に大事です。「なんでこうなるの?」「この単元のテーマは何だったっけ?」「この文法の時に注意することは何?」と問答!!!!!を繰り返しながら進めることで「あっ!そうか!」に辿り着きます。




これを何度も繰り返すうちに、単元の攻略法が見えてきて、「こうすりゃいいのね!」という感覚が掴めるようになります。




「分かる」というのは字の如く「物事を「分ける」ことができる」つまり、「違いが理解でき、整理・分類できる」ことを意味します。




問答を通して複雑に絡み付いた糸を解いていく感じでしょうか。




この分ける作業が個別特訓の狙いです。これは流石に集団授業だけでは難しいですね。




そのため、個別での時間確保が重要になる訳です。




先生が採点しなければどうなるのか?
それは、答えを見て、「あーそうやるのね」と表面的な浅い理解で前に進めてしまうのです。


??


よく分かりませんか?


言い換えるとこうです。





自分で解決しようとする。
↓↓↓
「模範解答を理解しようとする」




しかし、
こちらが介入して手引きする。
↓↓↓
「自分が誤った原因に辿り着くまで考えさせる(粘らせる)ことが出来る」



この二つは似て非なるものです。





私が知る限り、平均点に行かない子たちの特徴は、





「正解を理解しようとして、自己分析が甘い」という点です。




「事故分析です。」





真面目に勉強しているのに成績が上がらない子はここを改善してあげなければなりません。





そこに手を突っ込むのがこの授業後補習。






時間に限りがあるので決して全員に手が回る訳では無いですが、できる限りのことはやりたいと思います。



「平均に届かず、勉強方法にもがいている生徒」は相談に来て下さいね。




期末も過去最高を更新できるように頑張っていこう!!