特に定期試験対策期間になると感じることが多い。
それは
「問題文を読まずに問題を解く子の数はかなり多い」ということ。
質問に来ても問題文の説明をするだけで「あっ、わかりました。」となる。
問題が解けないのではなくて、
「問題が読めない」ことが原因。
例えば、先日も。
「日本の範囲と同じ経度に位置する国を資料1から選べ。」
先生:「日本の範囲」って何のこと?
生徒:・・・
先生:「範囲って、テスト範囲という言葉からもわかるように、最初と終わりのことやろ?」
「日本の最北端〜最南端が 縦の範囲と違う??」
「じゃあ、横の範囲は 最西端〜最東端 やんな??」
まず、これが「日本の範囲」と違うか??
「日本の範囲」ってたった5文字やけど、
その5文字を読んだ時に、こういう絵が頭に浮かんだ??
車窓に見える風景のように
問題文を読み流す。
勉強が苦手な子に共通する特徴です。
文って1語、1語の足し算やろ?
言葉に無頓着な子は、解いても解いても得られるものが少なく。
言葉を的確に拾う子は、解けば解くほど力がつきます。
問題をたくさん解けば良い。
というのは人を選びます。
長時間座っている割に、点数に反映されない子の原因はここです。
時間がかかりますが、家でも塾でも
あらゆる場面で言葉の定義をはっきりとさせることを意識しましょう。
そして、それを子供にも押し付けて下さい。
言葉の定義に意識を向けるだけで、飛躍的に勉強の効果が変わります。
是非、意識してみて下さい。
急がば回れ。