中学生の質問を受けているとリード文の読み飛ばしが原因で文意が掴めず設問に突入しているケースが見られます。(正確に言えば目が文字の上を滑る状態と言った方が近いかもしれません。)
一言一句に注意し、意味を塊で捉えていないことが原因です。
そこで、昨日は「チーム対抗音読合戦」を行いました。
ルールは簡単。
①クラスをAチームとBチームに分ける。
②国語の文章をAチームの1番に読ませる。
③間違えたらそこで交代。Bチームの1番が文章を読む。
④間違えたらそこで交代。Aチームの2番が文章を読む。Aチームの1番が間違えたところからAチームの2番が読む。
⑤先に文章を読み切ったチームが勝ち。
要するに、音読のリレーで勝敗を決めます。
これが大盛り上がり。
詰まったり、読み間違えたり、変なアクセントになったり。
開始早々はバトンタッチの嵐。助詞の飛み飛ばし。酷い場合は「春休み」を「夏休み」と読んでしまって、「それ、○○ちゃんの願望やん!!」などと友達から総ツッコミ。
早くゴールに辿り着きたい気持ちに耐えつつ、正確にスピードを落として読む。緊張すればするほど発音がおかしくなり。。。
何文も正確に読んで相手チームを突き放した生徒は英雄扱い。やはり、クラスでも勉強ができる生徒です。
あっという間に国語の時間が終了。気がつけば3回も通読しており設問の解答には辿り着けなかったのですが。。。しかし、あれだけ読めば内容の解説をせずともしっかり頭に入ったのではないかと思います。
一字一句注意しながら読みなさいと言っても読みませんが、競争すると細心の注意を払うというのは大きな収穫でした。
高学年に近づくと学校でも自学課題が増えて、音読量が減るようです。逆に塾ではあえて音読量を確保する指導を入れます。国語の力、その他何にしても声に出して読む。まずは音読が重要と考えているのでそこはゴリゴリ進めたいと思います。
日々トレ課題に「教科書の音読、音読提出」を入れようかと思案中です。
やっちゃおうかな〜。笑