“救済場所”
娘と母親の私にとってGoda塾はそんな場所でした。
娘は小学生の頃から転塾を繰り返し、Goda塾に辿り着くまで、計4つの塾に通ってきました。
あまり勉強が好きではないことは、宿題をしている時、塾に行く前など、ヒシヒシと伝わってきました。それでも放棄することが出来ないのが勉強。塾に通わなければ何もしない、自分も上手く教えることが出来ない為、無理やりでも塾には行かすようにしてきました。
やはり、自分から行きたいと心から思っていないのに勉強、授業に熱心になるはずがありません。辞めたくないと娘は口では言いますが、中学に入りますます下がっていく成績。言いたくないのに出て来てしまう娘への叱責。負のスパイラルに苛まれながら中学3年生の春、4度目の転塾を決意しました。
そこで出会ったのが”Goda塾”。
たまにポストにチラシが入っており名前とその広告内容がなかなかチャーミングで、かなりインパクトのある印象を受けていました。
計らずもふと調べてみると、今年度から平城中学以外の生徒からも募集をかけているとのこと。娘も「面白そうだね」と。早速、体験授業に申し込みました。
そこから、受験が終わるまではあっという間の出来事だったように感じます。
入塾当初は思わず二度見したくなるような成績で、郷田先生にも「この時期にこの成績の子を取ることは難しい」と言われるほどでした。
しかし、「”やる気”。これが素晴らしいので受け入れます。」と聞いた時はかなり驚きました。
勉強をあんなにも嫌厭していた子がGoda塾の授業を受けてこんなに頑張ろうと思えたのか。そう思うと、私は応援しよう。郷田先生に任せてみようと強く思うようになりました。
(転塾回数が多いというのはどこかやり抜く力に問題があります。また、圧力がかかると逃げてしまう事が多いので正直受け入れることに躊躇していたのも事実です。その理由は、受け入れる以上、こちらも全力で成績を伸ばそうとありとあらゆる手を尽くします。にも関わらず途中で逃げ出されてしまうと、肉体的にも精神的にも相当ダメージが大きいためです。戦い半ばで手を離さなければならない苦い想いは本当に辛いのです。しかし、この時ばかりは違いました。笑顔が素敵でハツラツとしていました。こちらからの質問にも軽く答えず、一言一言言葉を選んで返してきます。部活でもキャプテンをしているとのことでした。であえれば、精神的な粘り強さもきっと持っているのではないか。もしかすると、この子なら夢を見せてあげられるかも。残り10か月で出来るところまでいっちょやったろと覚悟を決めました。)
毎日の日々トレ。
週4の授業。
季節が進むにつれて、毎日のように塾に通う娘。
あまりの変化っぷりに家族もみんな疑いの目が絶えませんでした。
そして、少しずつ上がっていく成績。
でも、娘が目指している高校にはまだまだ届かない。
かなり負担を感じていたのか、少しずつ娘の体に不調が現れてきました。
塾に行きたいのに腹痛が現れたり…。普段の楽しそうにふざけている様子からは想像も出来ない姿を見て、何も出来ない自分が悔やまれ、胸が締め付けられそうな思いでした。
それでも、自習に行くと言って授業時間前早くに家を出たり、朝早起きをして登校前に日々トレをする姿は、Goda塾に行く前は考えられないことでした。
(12月くらいからでしたね。ある日突然日々トレの提出が朝になりました。今までは23時直前に提出してたので、こちらからの修正コメントを見るのは翌日。修正指示が次から次へと飛んでくるので翌日の提出に反映させるというサイクルが上手く回りませんでしたね。しかし、この頃から変わりました。学校に行く前に提出。こちらからの返信を学校からの帰宅後に読んですぐに修正。そして不明点があればすぐに塾まで飛んで来て質問するようになりましたね。最初のうちは、「おーすげーな、今日も来たんやな。」くらいの感覚でした。しかし、次第に「今日は来てなかったけど、大丈夫やったんか?」と来ないことがこちらを心配させるくらいになっていましたね。勉強を頑張ると口で言うのは簡単ですが、行動に移すのは難しいことです。彼女はそれをやりましたね。)
志望校決めという、重要な2校択一の瞬間。
娘は、難しいと言われていた方の高校を選択しました。周りから難しいと言われている選択が出来たこと。これは、これまで先生方の指導から生まれた自信が、娘の背中を押したのではないでしょうか。
最後の怒涛の追い込み、きっと心折れる瞬間もあったでしょう。毎日の終わりや、ふとした瞬間の日々トレの先生方の返信、メッセージ、そういうものに、親子共々、元気づけられ、最後まで駆け抜けることが出来ました。
迎えたゴールライン。
最後の最後まで心配が絶えませんでしたが、無事合格という切符を掴み切りました。
Goda塾で学んだこと、身につけた自信、これからもこのことを大切にして高校生活、胸をはって羽ばたいて欲しいと思います。
(入塾した当初は定期試験で5科目100点代からのスタートでした。中3の春にbe動詞から始めました。この時点ですでに2年遅れです。be動詞くらいはすぐに終えられるだろうと思っていましたが、こちらの読みが外れました。ようやく理解できたのは6月頭でしたね。この経験を踏まえてこちらも指導法を練り直しました。この子の特徴にあったやり方で指導しないと間に合わないと。そこから6ヶ月。12月になる頃には関係代名詞まで理解できるようになりましたね。本当によく頑張ったと思います。素直にこちらの指示を聞いてくれたのが成功の秘訣でしたね。計算もa×aを2aと答えるところからのスタートでしたから、一次関数の式の決定から二次関数の文字設定の問題まで解けるようになったことも大したものですし、合同証明は苦戦していましたが、相似証明までは出来るようになりましたね。理科、社会、古典単語、漢字などの知識事項は何度も何度もやりましたね。木一本分くらいの紙を使ったのではないでしょうか。笑。今となっては入塾時に腹を括ったことは正解でした。高校では、是非良いスタートを切って下さいね。中学校と同じ轍を踏まないように。
後輩のみんなは、本気で目指せば人は変われる。実直に取り組むことで不可能は可能になるんだということをこの先輩の背中から感じてもらいたいと思います。)