3年生になって、1・2年生の時にもっとやっとけば良かったと言う人が多くいるけど私はあまりそう思ったことはない。私の場合、その時に英検へ力を全部注いでいたので特に5教科全部頑張っとけば良かったとは思わなかった。
1・2年の間は正直塾の宿題を完璧にしておけば大体は良かったと感じる。でも、2年生後半では勉強が思うように進まないことが増えた。そのため何時間も何時間も勉強したが、ストレスが溜まり、集中力もなくなり、ケアレスミスが目立つようになって数学のテストでは逆に点数が下がってしまった。この経験から勉強と同じぐらいに睡眠も大事なんだと実感した。
私は負けすぎ嫌いだったので、誰かと自分を比べて負けたくないという気持ちをバネに勉強を頑張ることが出来た。
3年生になり、塾での授業が急に楽しくなった。新しい内容を学ぶのではなく解き方を学び始めたことで1つ1つの教科に面白さがあるなと感じた。今までよりも勉強が楽しくなった。
例えば、私は国語が大嫌いだった。でも、夏期特訓の時に論説文の読み取り方を学んでからは、論説文は色んなことを考えて構成されていて面白いなと思うようになった。国語の点数は他の教科ほどではなかったが好きな教科の一つになっていった。
(国語が好きになったというのは非常に大事なことですね。その背後にあるのは「文章中に潜む論理を発見するのが楽しかった」という意味かな?そう先生は受け取っています。実際先生も国語の授業をしていてテンションが上がっています。自分が学生時代は理系でしたので国語の勉強に殆ど時間を割かなかったのですが、改めて大人になって勉強してみるとなんであの時もっと勉強しておかなかったんだろうと思います。(当時はあまり興味が湧きませんでした。。。)指導の際には俯瞰して指導できるようにワンランク上のレベルの勉強をするように心がけているので、先生も初めて国語の授業をする際には大学受験用の参考書と問題集でイチから勉強し直しました。というか今も現役で勉強中です。なので、文中に入れる記号の打ち方、線の引き方、選択肢の削り方、記述問題で入れ込む観点の考え方など、大学受験国語で得た技術ですので、この先でもきっと有用なのではないでしょうか。)
私は中学1年の時にはどんな高校があるのかよく分からなかったので、とりあえず1番賢い奈良高校を目標にして頑張ってきた。結果としては志望校に届かなかった。
でも、私はあまり後悔していないし、不合格の文字をみてもびっくりするぐらい落ち込むことがなかった。その理由はこの2つだと思う。
1つ目は今まで勉強を頑張ってきてやれることは全てやったと感じたからだ。たしかに入試でとれた問題を数問落としてしまったため実力を全部絞り出せたかと言われると出せていない気もする。でも、郷田先生が言うように運が悪かっただけと考えるとそこまで悔しく思わないようになった。
(受験は水ものです。10回受けたら2、3回は不合格になってしまうのが普通です。問題への当たりはずれや、当日の好不調もあります。受験が終わった今だから言えますが、不合格だから何だと言うのでしょうか。その学校を受けられた時点で学力は既にその学校に相応だったでしょう。積み上げて来たものや、努力してきた君自身の価値が消えることはありません。いや、むしろ君のような反骨精神の塊の生徒がここから我武者羅に努力すると考えると、周囲は恐怖でしょうね。次こそはリベンジを期待しています。)
自分は合格するための最低限の能力はあったと思う。実際、今までの公立判定テストでは合格最低ラインをこえている年の方が多かったので本当に運が悪かったんだと思う。
2つ目は学校の先生が「受験が失敗したからといって、この先の人生が終わるわけではない。」という話を何度もしてくれたおかげだ。高校受験は失敗したけど大学受験を頑張ればいいと今は考えている。
(本当に逞しくなりましたね。本当に強い人は何度でも挑戦する人だと思います。)