昨日の3Bでの話。「理屈を伴った理解のこと」

君たちに今一つ心がけて欲しいことがあるとすれば、もう少し「何で、こうなるのか」を考えて欲しいという事やなな。

「これはこういうもんや」って無批判に覚えようとするやろ。そんな勉強はどこかしんどいで。やはり物事には理屈があるからな。理屈を理解することに時間を割いて欲しいな。

確かにな、覚えなアカンことも多いで。だけど、理屈や仕組みで考えると覚えることすらも楽になるからな。

例えば、感動とか感激を、簡動とか間激とは書かんやろ。気持ちが動き、心が震えることって意味を元に考えると、「心」なんやからしたごころが付いた「感」の字が適切って考えるな。無理矢理暗記の中にもちょっとした理屈があるだけで忘れにくくなるやろ。

play the guitarだってそうや。「弾く/ギター」じゃないやろ?「弾く/ギターを」って「を」が入るやろ。何で「を」を入れて訳すんや?それにだって理由があるな。たった1文字やで。だけどな、そういうところを気に留めて、何で何?と理屈を重ねていくと、自然に理解できることが増えるんや。

こういうのを基本っていうわけやな。決して簡単という意味とは違うで。全ての土台に脈々と流れる、どこでも通用するという意味やな。

だから基本を押さえるっていうのは、目の前のふとした疑問にも理屈を伴う理解をするということやな。

1学期の間に、ここが掘り下げられるようにしてもらいたいな。