小学生の基礎計算力を鍛えるためには!

気づけばひと月ほど、更新が出来ておりませんでした。

特訓前の懇談会から始まり、特訓期間は朝から晩まで授業。ごはんも10分程で流し込んで食べるという生活でしたので、なかなか書けずでした。

この時期は毎年そうなのですが、長時間ご飯を食べないでいるとお腹にすごい量のガスが溜まってしまうんです。これ、私だけの生理現象なのでしょうか?

それがすごい量で、何発も出せてしまうんです。

汚い話しで申し訳ないですが、このまま放置してしまうといつか月に飛んで行ってしまうのではないかと、気が気じゃありません。そろそろ塾の天井の補強をしようかと考えています。受験にフライングはないと林修先生も仰っていましたので、善は急げです。

さて、推進力つながりということで。

この夏、小学生は公文式のように基礎計算が瞬時にできることを目指して指導していました。カットフォルダに大量のプリントを準備し、「この子は通分とかけ算の違いが分かっていない」となればそこを補強するプリントを準備して伸ばそうとしてきました。

小6は速さ、割合。小5は分数という具合に。

↓こんな感じです。

「基本の徹底」とは手垢に塗れた言葉ですね。

なぜ小学校時代に基礎計算が息を吸うように、何も考えずに出来るようになる必要があるのかを説明します。

仮に自分の持っている頭の作業パワーを10としましょう。

実際に数学の問題を解く際には、頭の中ではパターンAなのか、パターンBなのか、はたまたパターンCなのかという比較検討(あーでもない、こーでもない)を多く行っています。そこで得られたベストな方法を解法の糸口にするのですが、ここで重要になるのが計算です。

計算に手間取ると、試行錯誤が出来ず最適な解法に辿り着きません。

思考の段数の多い問題は学年が上がるにつれて増えてきます。

基礎計算が遅いとそのパワーの7とか8が計算に持って行かれ、考えるためのパワーが2程度しか残らなくなり、試行回数がグンと落ちてしまいます。

そのため、考えることにエネルギーを割くためには計算が瞬時に出来るようになる必要がある訳です。例えば、289を見て17×17とすぐに頭に浮かんでくるなんていうのもその一つです。

計算に割く労力が1、いや0.5だとすれば、残りは全部試行錯誤に当てられます。

公文式はよく計算ばかりで図形がないと言われますが、図形ですら計算が必要ですので、数学が出来るようになる一丁目一番地はやはり計算の速度です。

そういう意味で、条件反射の域まで計算がスムーズに出来るようにしてから中学校に上げていかないとその先で躓いてしまいます。

小学生の皆さん、100マス計算であれば60秒台で出来るところまで反復練習をしてみて下さいね。