一人一人のノートにコメントしましたが、
1 これ本当に平仮名で良かった?と疑ってみること。
2 手間を厭わず調べる。そして書けそうなら出来るだけ使うように心がける。
漢字で書くことの一番の目的はそれが意味するのものがより具体的に分かるようになるからです。
例えば、昨日の例で言うと、
「横隔膜」の隔を「かく」と平仮名で書いているものがありましたね。
これは「隔(へだ)てる」という字だと知れば、それはきっと何かの境界になっていると気付けるはずです。
実際、肺が入っている部分「胸腔」と胃や肝臓などの内臓が入っている部分を隔てる境目を担っているのが「横隔膜」です。加えて、縦ではなく横に伸びているから「横隔膜」です。
もう一つ、脊髄の「髄」。
部首に骨が入っていることから、何かしら骨に関係することだろうと予測が付くはずです。
実際は、これが背骨の中心を通っているからです。「髄」はそのものの中心という意味です。
こうやって理解していくと、今度は「遣髄使」とは書かなくなりますね。
遣隋使の隋は「こざとへん」ですが、
これは膨らんだ箇所が2か所あることからも、盛り上がった山の形を意味する「山のある土地」という意味です。
さらに、ここから派生して「大きい」「盛り上がる」という意味を持ちます。
「大国」をイメージさせるにはぴったりの漢字ですね。
まとめると、
漢字はエスプレッソのように1文字にその意味を凝縮しているので、漢字を辿って用語を覚えれば、覚えやすくなるし、
またそれが指し示す内容もより濃く理解できるよ。
というのが、今回のお話の真髄でした。
次に解く際には、修正指示を反映して取り組んでみてね。