今日から小6は中学生の内容に入りましたね。
本来は授業をしようとも思ったのですが、「最初が肝心」なので、わざと緊張感が出る雰囲気で心得ておいて欲しいことをお伝えしました。レジュメなんかも用意して(演出装置)。
間違え直しの仕方
問題を解く→〇付けをする→直しをする。
大事なことは「直しまでする」ということです。
お母さんがせっかく作ったご飯を途中で食べるのを止めたら怒られるでしょう。
カフェの定員さんが、キッチンから自分のテーブルまで頼んだものを運んでくる途中で、途中の席に置きっぱなしにしたら怒るでしょう。
それと同じです。最後までやる。
原因追及
赤で答えを書くことを直しとは言いません。
まずは自分の考えのどこに誤りがあったか追跡します。
それでも見つけられない場合は、解説を読んでみます。
それでも分からなければ、その単元のまとめ部分まで戻り、1行1行丁寧に読むことです。
赤で書くだけのことを書写と言います。残念ながら書写では賢くなりません。「賢くなるというのは理解すること」です。
解説を書く
直しは自分で解説を書いて先生に分かりやすく説明して下さい。
その際に大事なのが、日本語や図、数直線で表現することです。郷田先生をバカだと思って丁寧に教え、分からせてあげてください。
どうしても分からない場合
ネットで調べましょう。
それでも分からない場合
ここでようやく先生に質問して下さい。
自分で調べられて問題が解決できることを「自学できる」と言います。最初は自学出来なくても仕方がありませんが、どうにかそこに近づいていくためにはこの「自分で何とかする」ということを頑張らないと、いつまでも「問題を解決する力」は付きません。
長時間机に座って勉強していても成績が伸びない子がいます。
これは形だけの勉強をしている子です。勉強は頭を使ってなんぼです。見た目では見分けが付かないので、指導が難しいですね。
だけど安心して下さい。うちの場合は、ワーク類など先生が採点をするので、誰が何を理解していないか常に把握されています。
自学が出来るようになれば、自分で○付けなどしてもらいます。
間違いを根治するのが勉強なので
間違えた場合は、テキストの問題番号に「/(スラッシュ)」を打ちましょう。
間違えたことが分かるように記録しておきましょう。
この時期は新年度の手帳が販売される時期ですが「ほぼ日手帳」という1日1ページメモを残せる手帳が流行っているようです。これが人気な理由は日々を記録し、見返したい欲求があるということの現れです。
記録を残すと次の一手が打ち易くなります。「転記」しましょう。
先生が、自分って仕事が出来ないなと感じるのは、メモをすぐに捨ててしまい、また保管しても見返さないからかもしれません。こうはならないようにしてください。
先生から修正指示が出されたら
どこかで昔聞きましたが、感動とはもともと仏教用語で、「感即動」から来ているそうです。即、行動するのは心が動いたからということみたいです。みんなは「修即正」です。
宿題をいつやるか
出された瞬間にやる。遅くとも翌日には必ず終えて下さい。
友達との遊び、ゲーム、スマホなど色々ありますが、優先順位が最も高いのは「宿題・課題」です。これを先にせずに他のことを先にしてはなりません。絶対です。なぜなら君たちは「学」生だからです。
ここを間違えるとどんなに才能のある人でも勉強は出来なくなります。
中学生を指導していて勉強が出来ない子の共通点は「みな優先順位を間違える」という点です。
彼らは遊び・ゲーム・スマホをして余った時間で勉強します。
しかし、成績が良い子はやるべきことを終えて、余った時間で遊び・ゲーム・スマホをしています。行動の全てが逆です。
「優先順位」という言葉を覚えておきましょう。スピード命です。
相手が嬉しくなるような提出を
日々トレ、宿題の提出など他人に提出するものを「提出物」といいます。
それを受け取った相手がどんな印象を持つかまで考えて行うのが「中学生以降の提出物」です。
例えば字が汚い提出は相手にとっては読みづらく不快なものです。
相手の気持ちを考えず、自分さえ読めればよいというスタンスでやることを「自己中」と言います。
中学に入れば内申点が付きますが、この評価点を高める方法を一つお伝えすると、それは「相手が嬉しくなる行動を取る」という視点です。
そういう意味では、提出の際に消しかすをプレゼントしてくる生徒がいますが、「あまり嬉しくありません」。
確かに、開いた際にポロっとこぼれ落ちるのでサプライズ感はありますが。
↓
通知表が5段階評価で3が付く子はこの視点に欠けることが殆どです。
期日を守るのも同様です。期日を過ぎれば相手にとっては余計な手間が増えてしまいます。決して良い印象とはなりません。
自己中な提出になっていないかを常に意識してみて下さい。
というお話をしました。
今はまだ実感が持てないかもしれませんが、いずれ来る現実を前に少しずつ意識していってください。
ファイト、小6!