イモリ・ヤモリ・タモリの授業が招いた爬虫類の逆襲 | 理科の覚え方が裏目に出た話 | 重要連絡

20年続けてきた理科の覚え方

理科の授業で、生徒たちがいつも混乱するのが「イモリとヤモリの区別」です。

そこで私が20年間使い続けてきたのが、この覚え方。

イモリは「井守」と書きます。 井戸を守ると書くでしょう?つまり水に関係がある。だから両生類なんです。

ヤモリは「家守」と書きます。 家ですから、水辺から離れた場所ですよね。だから陸上で生活する爬虫類と覚えましょう。

「じゃあ、タモリは?」

答えは哺乳類。

友達にマイク向けて「いいとも!」って言ってる人です。サングラスかけて。いいとも青年隊と踊っている人です。笑うセールスマンに似た人!

予想外の問題が発生

ところが最近、思わぬ問題が起きました。

タモリさんのテレビ露出が減ったため、子供たちがタモリさんを知らないのです。

分からせようと必死になって、電子黒板に映像を映したり説明したり…。気づけば、イモリ・ヤモリの説明以上に時間がかかってしまう始末。

本末転倒です。

その結果、子供たちの記憶に残るのはタモリさんばかり。

肝心のイモリ・ヤモリ連合の存在が霞んでしまいました。

イモリ・ヤモリ連合からの逆襲

踏み台にされたイモリ・ヤモリ連合から、仕返しがありました。

事件その1:ヤモリ降臨

涼しくなってきたので、エアコンなしで窓を開けて自然の風を楽しむ…。そんな優雅な秋の日常を満喫していた矢先、事件は起きました。

窓を開けた瞬間、上からヤモリが降ってきたのです。

運悪く教室の中に入ってしまったため、小6の男の子に掴んで外に逃がしてもらい、何とか事なきを得ました。

そういえば夏にも、職員室の入り口にトカゲがいて、ビビリ倒したことがありました。

事件その2:トカゲのカルパッチョ

翌日、なんだか生臭い匂いがするなと思いながら窓を開けると…。

今度はトカゲの死骸が上から落ちてきました。

きっとシャッターを閉めた際に挟まってしまったのでしょう。

これにフランス料理名をつけるなら、「トカゲのカルパッチョ。生臭さを添えて。」といった具合です。

爬虫類の怨念、恐るべし

トカゲの怨念と言いますか、イモリ・ヤモリの逆襲と言いますか。

邪険に扱った恨みは怖いですね。

ここ数日、心臓に悪い日を過ごしています。

一般家庭でこの時期に出てきて人を驚かせる生き物といえば、せいぜいカメムシぐらいだと思います。しかし裏が田んぼのこの場所では、ヤモリです。

重要なお知らせ

そこで皆さんに連絡です。

明日以降、先生は窓に手を触れません。

秋の風を楽しむ場合は、ご自身でお願いします。

また帰宅時には、戸締りの確認をしていただけると助かります。

よろしくお願いします。