昨日、10月の藤井模試が返却されました。返却日をスケジュールに登録し忘れており、中3の授業に入った際に生徒たちから教えてもらって、そのことにようやく気づくという一幕がありました。
大きなミスではないものの、どこか気が抜けていたような自分の仕事ぶりに昨日はショックを受けていました。。。『模試の結果を楽しみに待つ選手権1位』の名に泥を塗ってしまいました。。。
9月の課題から10月の成果へ:理科の偏差値が劇的改善
9月の模試が返却された際、理科がネックとなっていることが判明し、対策を開始したことを以前のブログ【9月模試結果発表!理科強化が今後のカギ】で書きました。詳しくはこちらをご覧ください。
その対策が見事に功を奏しました。正直なところ、ここまで改善するとは自分自身も思っていませんでしたが、蓋を開けてみると理科の偏差値が59.9から68.2へと8.3ポイントも改善していました。それに伴い、5科の偏差値も前回の62から65.8まで伸びていました。
(急激に伸びすぎたので次は下がるんじゃないかと、生まれたての小鹿のように震えています。。。)
特筆すべき成果
- 理科トップの生徒は全県2位を獲得
- 次点の生徒は全県7位
- 残念ながら今回は英語で全県1位は取れませんでしたが、代わりにはるかちゃんが全県4位を取ってくれました
- 県内トップ100に3人がランクイン
十数名の学年母数にしてはよくやってくれたと思います。
昨年度のトップを上回る今年の成績
昨年度のうちのトップは奈良高校に合格してくれました。非常に真面目で優秀な生徒で、努力家でした。しかし、驚くべきことに今年の3人が去年のトップの成績を上回るという結果になっています。
昨年は2クラス編成でA組、B組と分けて授業を行っていたため、学力に応じた授業ができていたはずでした。しかし、1クラス編成にした今年の方が成績がよく出ているというのは実に皮肉な話です。
この原因については最近になって、自分の中ではっきりしてきました。昨年度の生徒には12月~2月に取ったある方法があるのですが、これが思いの外効果的でした。昨年度の生徒もこれを夏にやれば秋が変わっていたのかもしれませんが、今年の生徒にはこれを夏から実施し始め、それを現在も継続して実行中です。
このあたりのことが原因ではないかと個人的には思っています。詳しくは気が向いたら書こうと思います。10年後くらいには。笑
学年の半数が郡山高校レベルに到達
今回の5科の偏差値から、学年の半数が郡山高校レベルに達していることが分かりました。もちろんここに届かない生徒もいますが、そんな彼らもきちんと成果は出してくれています。
昨日の授業では私が珍しく褒めたので、子供たちの顔もどことなくウキウキした感じでした。
塾の先生だけに開示される資料があり、お膝元の平城中学校からの受験者数とその中で何番に位置しているのかというのがわかります。トップ10の中に半数以上の生徒が入っていました。9月の模試よりもさらに結果を出してくれていました。また、ならやま中学校の生徒は前回7位から今回1位へと順位を上げています。
成績向上の具体例:努力が結果に結びついた2人の生徒
1人目:9月から「絶対に伸びる」と明言した生徒
授業の中で、9月頃から「この子は絶対に伸びる」と明言した生徒がいます。今回はクラスの中で4位まで成績を上げてきました。
中学1年生の時は定期試験で320点前後の点数しか取れていませんでしたが、それが現段階で郡山高校に届くレベルまで成績を上げてきています。やはり先生の目から見て勢いのある子というのは、姿勢や行動に現れてくるものです。←他人の目から見えることが大事。
この生徒については以前のブログ【成績が上がる前触れ】でも取り上げています。
2人目:夏以降一緒に頑張っている生徒
特に嬉しかったのが、夏以降この1人目の生徒と一緒に頑張っている生徒がクラスの中で5位まで成績を上げてきてくれていました。
努力の割には結果が出ないという状況がここ2ヶ月ほど続いていました。宿題のチェックや、模試の結果が出るたびに面談をし、修正点を伝えてきました。それが今回、結果に現れてきました。
今回のことがきっかけで、自分が前進していることが実感できれば、さらにやる気に火がつき、好循環に入ってくれるんじゃないかと思います。
成績向上に必要な2つの要素
実はこの2人は毎日塾が閉まるギリギリまで勉強している生徒です。成果を出すためには以下の2点が重要だと改めて感じます。
- それなりの時間を投資すること
- 先生から言われたことをきちんと守ること
そして、これらが他人の目から見てもわかるレベルでないと成績は上がってこないように思います。自己評価ではだめです。他人の目から見て「明らかにこの子は変わってきた」と感じるぐらいでないと、そう簡単に成績は上がりません。
もう一歩踏み出せば結果が出る生徒へ
この2人と同じように塾が閉まる最後まで残っているもう一人の生徒がいます。結果が出てくれたらいいのにと思う反面、成績が出てきた2人に比べると、やはり言われたことをきちんと守るという面で劣っているように感じています。
逆に言えば、この点さえ改善されればぐっと成績も上げてくるはずです。努力が期待する形となって現れるためにはあと一歩です。
塾生の皆さんへのメッセージ
このブログを読んで「私に足りないのはここなのかも」と素直に感じるところがあれば、素直に真似(行動)して下さい。
自分はダメなんだと諦める必要はありませんし、誰にでも伸びるチャンスはあるのですが、素直に言われた通りにするというのはかなり重要な割合を占めます。
まずは心が感じる段階から入り、次にそれが行動に変わっていく段階があります。一つ目の段階をクリアしたのであれば、行動に変わっていくこのタイミングが君たちが変わっていくチャンスなのかもしれません。
是非頑張ってみてください。




