再テストの勉強から見える「本当の課題」。
再テストに向けた勉強の様子を見ていると、普段の勉強の課題がはっきり見えますね。
特に多いのが、「いきなり書いて覚えようとする」勉強です。
① まずは“正しく読む”ことから始める
例えば英単語テスト。
単語を見て、いきなりスペルを書こうとしていませんか?
これは正しい順番ではありません。
まず最初にやるべきことは、正しく読むことです。
例えば「マクドナルド」。
実際の発音は「マクダーナル」に近い音になります。
この「音」を無視して覚えてしまうと、リスニングを始め、英語が聞き取れる耳になりません
② 音とスペルを結びつける
次に、音とスペルを結びつけていきます。
例えば「ダーナル」d「o」naldの「o」は「ア」の音。
練習を繰り返すうちに、「o」で表されることが多いと気づいてきます。
- out
- other
これらも「オ」ではなく「ア」に近い音になります。
単語数が増えるにつれて、
- 「これはオかな?アかな?」
といった予測が立つようになり、覚えるスピードが一気に上がります。
(フォニックスも有効ですが、それだけで完結するものではありません。)
③ 正しい単語習得のステップ
英単語は次の順番で覚えていきましょう。
- 正しく読む。
- 音から意味が浮かぶまで繰り返す。
- 日本語から英語が言える。①~③を10往復くらい、ずっとしゃべっているイメージ。
- 最後にスペルを書く。
④ 勉強時間の配分は「9:1」
イメージとしては、
- 声に出して読む:9
- 書いて確認する:1
これくらいでちょうどです。
しかし再テストの勉強では、
- 書く:10
- 音:0
という逆の状態で勉強をしているケースが目立ちます。
⑤ この勉強は他の教科でもマイナスです。
例えば漢字。
正しい順番は、
- 読みを確認する
- 意味を確認する
- 漢字を書く
ですが、多くの人がいきなり3から始めてしまいます。
⑥ 「読み」がズレると、すべてが崩れる
先日YouTubeのショート動画で流れてきたものですが、芸人の狩野英孝さんが「森羅万象」の意味が分からずAIに尋ねていました。
その際に「もりらばんぞうってどういう意味?」と聞くのです。
するとAIがそれは「しんらばんしょうですね」と読み方の確認を取るのです。
すると狩野さんは少し大きな声で、「もり、ら!ばんぞう!!」というのです。
AIが「それは、しんらばんしょうんのことですね?」とさらに確認をいれると、
「わかんないやつだな。だから、「モリ!!ラ!!バン!ゾウ!!!!」
と切れ気味でいうのです。
何度も指摘されたAIはしかたなく
「わかりました。そのもりらばんぞうの意味はですね。」
とその意味を語り始めるのです。
AIが狩野さんのの押しに屈服させられ、ついにはその読み方さえも変えてしまうのですが、AIを引かせるそのパワーに驚くとともに、
「ばんしょう」と読むからこそ、
- 「万物」=すべて
- 「現象」=あらゆる出来事
という理解につながることを確認します。
「エレファント」しか頭にない狩野さんは、イマイチぴんと来ず、いぶかしげにそれを受け入れていました。
⑦ 勉強の本質は“音”にある
声に出して読むことは、勉強の前半から中盤までを支える「幹」だとすると「書く」という作業は、最後の微調整に過ぎません。
⑧ 回転数を上げる勉強へ
テキストは、1周より3周、3周より7周回した方が確実に定着します。
しかし、すべてを書いていては7周もできません。
例えば理科の問題集:
- 書いて解く → 1時間
- 口でどんどん上から答えを言いながら確認する → 20〜30分
同じ1時間で、2回転できるかどうかの差が生まれます。
⑨ 「しゃべる」ことで理解は加速する
口で説明することは、時短のためだけではありません。
自分の言葉で説明することで、理解が深まり、記憶にも残りやすくなります。
また、上手く理由が説明できない場合、そこで「うっ」と詰まりますから、それが理解できていないことのサインです。
「たくさん書いた=勉強した」ではありません。
どれだけ回したかが、最終的な差になります。
賢くなるための勉強とはまず第1歩目として「反復回数をどう増やすか」にあります。
書いてそれが回るならそれも一つですが、現実的には難しいと思います。
是非「読み読み勉強法」をやってみてください。
理解が急に進むように感じるはずです。








