小テストの範囲なんて、たったの1ページか2ページ。 実に狭い庭のようなものです。
しかし、この狭い庭で一輪の完璧な花すら咲かせられない人が、定期試験という50ページの広大な森で実を結べるはずがありません。
1ページで、たった1つのミスと本人は思っているかもしれません。しかし、それが50ページと積み重なれば、50の巨大な穴となります。実は虫食いだらけです。
20問中、18点。惜しいですか?
そもそも満点とは、繰り返しの果てに実る果実です。
宿題について。
1回目は、出来る問題と出来ない問題を仕分けただけ。
2回目で、間違えた理由を考え、調べながら解く。
3回目。覚えたことが本当に身についているか確認する。
そして4回目。今度はスピードを意識し、スラスラ解けるかを確認する。
宿題を書く際に、ホワイトボードに「スラスラ」と書き添えるのは、質の到達点を示すためです。
世の中には、1回登っただけで山頂までの道のりを覚える天才もいます。 しかし、私を含めた大多数の凡人は、4回登らなければ山頂の景色すら拝むことはできません。
もっと言えば、満点を取る子に対して「あいつ、あたまいいな」と呼んでいるだけで、実際は4回やってそこにたどり着いていることを知らずに、それを天才と呼んでいるに過ぎません。塾講師をして、分かったのは「あたまいいな」と呼ばれる子ほど、できるまで何度も繰り返している姿です。
小テストで満点を重ねるには、普段のテスト勉強への取り組み姿勢を見直すと良いと思います。
ノートに解く。声に出して問題文を読み、問われている点を明確に把握する。それでも分からなければ、区切って文章を読み、分かるまで前には進まない。間違いがあれば、不明点を検索し、または参考書を調べ、自分が答えられなかった理由を書き留める。そしてそれを覚える。スピード良く解けるか試す。順番がシャッフルされても本当に答えられるのか。問題集の答えから逆に問題を作られたとして、本当に答えられるのか検証する。そして、出来るまで席を立たない。
完璧というもの言葉の意味は、「寝ててもできる」と同義です。
小テストの価値をここまで高く捉えて取り組める子は、何をやっても上手く行くはずです。
このことを少しでも早く理解してもらいたくて、「小テストは満点」と教室では伝えています。





