「数学をやっているのに伸びない子へ。受験直前に数学難民を救った勉強法」

昨日書いた数学の勉強の仕方についての誕生の裏側を少し説明しておきたいと思いました。

紹介したやり方は、受験直前期になって、どうしても数学の成績を上げなければならない。しかし問題を解いても解いても、なかなか成績が上がらない。

授業で解説すり。過去問の復習指示を出す。そして、定着させるための類題を出したにもかかわらず、次に来たときには、

「わかりませんでした……」

「えーーっ。あの時、分かるって言ってたやん!」

「こんな時期になって!まじで!」

という八方塞がりの状況に追い込まれてしまいました。

「このままでは不合格にしてしまう。何とかしなければ。」というところから始まった方法でした。

この子の課題は「解法の入り口を覚えない、反復の仕方」でした。

まずは過去問や模試で解けなかった問題をノートに貼る。

その下に解説スペースを作る。

教えられた解き方を書く。

式だけでは理解しにくいところに補助となる日本語を足す。

「結局、これはどういう問題だったのか」を一言でまとめさせる。ここ大事。

そこまでできたら、毎日同じ問題を読ませる。

スラスラと説明できるようになるまで、口頭試問を受ける。

本人の「できた、分かった」は信用せず、あくまでも現物確認。

指導の現場で、「何とかこの子の数学を上げなければ不合格にしてしまう。」という危機感の中から生み出された現場の知恵でした。

受験直前期は、「本人も不退転の覚悟で臨む」「指導する側も、この子に人生を賭ける気で向き合う」。そんな双方の執念があって成立する部分があります。子どもの学力レベル、時期によっても最適な勉強法は変わるので、これが正解という訳では必ずしもありません。

ただ、目の前の子どもを合格させたい。「今、この子の勉強に足りないものは何か」「限られた時間の中でやれる無駄のない方法は何か」

これじゃないか?上手くいった。

翌年以降、同じ状況の子にも試してみる。また上手くいった。

そうやって秘伝のタレのように紡がれてきたもの。それが昨日書いた勉強法です。もし数学、算数で困っている子の道標になれば幸いです。