中3の1学期は「小走り」な。

学校が始まって1週間ちょっと。やっぱり先生の中3を見る目も厳しくなるよ。

だって、つい1月前まで受験生扱ってたんやからな。

受験が終わったとは言え、やっぱりその勢いとか、アンテナがピンピンに立ってる状態やわ。余韻が残ってる感じかな。

君らはまだそのテンションについて来れへんから、先生の言葉がどっか意識高い系の言葉に聞こえてしまうやろうな。特にこの時期は。だから先生に温度差を感じる時期でもあるんやろうな。

先生としてもな、君らに「もっとこうして欲しいとか」「小テストに向けての準備を怠らない」「短期集中で取りんで欲しい」とか、色々と出来るようになってもらいたいという想いはもちろんあるんやで。

だけど、そこはまだまだ急いだらアカンな。

客観的に君らの状況も考えんとな。ましてや初めての受験やしな。

自分が学生の時、今自分が発言しているくらいちゃんとやれてたんか?って言ったらもちろん出来てないからな。

なんか知らんけど、大人になったら急に聖人君子になったみたいに言ってしまう事があるねん。理想的なことを押し付けてしまうねん。ごめんな。

多くの人は失敗から学ぶって考えたら、この時期に意識高い子はある意味「すでに勝者」やで。だけど、そんなんやつおるか?

とは言え。

夏終わりの実力試験で結果を出そうと思ったら、この時期くらいから少しずつ仕込まなアカンって言うのもまた事実やねん。

夏休みって長いようで、短いねん。ホンマに。

中2の時と違って、君らも熱くなってくるやん。そういう時って時間が短く感じられるもんやねん。

ゲームやってる時に「あんた、もう2時間経ったで~」ってお母さんが試合終了のホイッスル吹くやろ? あの時みたいな感じや。

「まだ、こんだけしか復習出来てへんのに、テストもう来週!!??」みたいになるねんな。

微妙な言い方になってしまうけど、ダッシュ迄はせんでいいんやで。してるつもりでも出来へんからな。

だからと言って中2の時ほど悠長に構えてても良いわけじゃないんよな。期日があるから。

だから、「小走り」する感覚で1学期は進んでもらいたい。先生はそう思ってんねんな。

過去の自分が今日までのことしか考えてないんやとしたら、せめて一週間先のことを考えて、動くってだけで、それがもう「小走り」になるんやけどな。

やってみて。