小5、小6生へ、そろそろ国語の教科書音読が始まるで。

教科書の漢字ドリルが2周目に入り、学年の該当漢字が読めるようになってきたね。

次のステップに進むで。

5/1(水)から日々トレ内容がちょっと変わるよ。作文は少しの間お休みな。これが終わればまた復活するから。

音読って小学校低学年の時はやってたけど、今もうやってないやろ?学校でも。

大事なことやから、塾ではやってもらおうと思ってるねん。

音読ってな、2つ大事なことあるんやけど知ってる?

生徒;「声に出して読むこと!」

先生;「それ自体は間違いじゃないんやけど、それ以外にもあるねん。」

まず1つ目な。

今読んでいる箇所の「少し先に目線を送ること」。

仮にな、5m先にマンホールの蓋が開いてるってなったら、避けようとしてハンドル右に切ったり、ジャンプの態勢に入ったりするやろ。あれと一緒。

目線を送った先に「出来る」って書いてあって、今自分が読んでるところに「上手に」と書いてあったとするやん。

そしたらもちろん読み方は「じょうずに」やんな。

誰も「うわてに」とか「かみてに」とか読まんよな。だけど、何でそう読まんか分かる?

目線を送った先と、今読んでるところで意味にズレが無いか確認しつつ読んでるねん。短い時間の間に。頭の中で言葉と言葉の確認作業があるねんな。



次に2つ目な。

「意味が分かる=言葉の切れ目が分かる」ってこと。意味が分からな、変なところで切ってしまうやろ。

例えば、汚職事件って言葉。「汚」と「職事件」ちゃうよな?

汚職と事件で切るのは、「汚職」も「事件」もそれぞれ君らが意味分かってるからここで切れるんやろ。

1つ目もな、2つ目もな、結局「言葉の意味」を知らんとスムーズに読めへんねんな。

だから、声に出して読んだら、その2つの作業が出来てんのかどうか、一発で分かるやろ。

逆にな、スラスラ読めんかった文章がスラスラ読めるようになったら、それだけ意味が分かる言葉が増えたという証拠でもあるんよな。つまり、音読を使って言葉のレベルを上げていくってことやんな。

ついでに、音読を吹き込んで先生に毎日送るってなったら、「ちゃんとやらな!」って思うやろ?続けているうちにな、出来ることが増えてくるから。続けられるように頑張ろうな。