古文の暗唱で学ぶ小学生の奮闘記:竹取物語と平家物語の楽しさ発見

先週から小5が古文の暗唱に入っている。

先週は、竹取物語の冒頭を説明してその後、暗記してもらった。

解説をしてから暗唱という手順で行ければ良かったが解説よりも先に暗唱となってしまった。

案の定、先週の授業では「分からへん、覚えられへん、無理」などマイナス発言連発。

今日は、先週の復習を暗唱ゲームでやろう!と誘うとテンションマックス。輪読して詰まったら負けのサドンデスゲームが随分と楽しかったようだ。笑

今日の解説は平家物語の冒頭部分だった。

生徒:「祇園精舎って誰?」



郷田:「これ人ちゃうで。何で人やと思ったん?」



生徒:「えっ、だって下に声って書いてるやん。」



郷田:(心の声)確かに、鐘の声って書いてるよな。目の付け所が良くて驚く。



郷田:「おごれる人ってどういう意味かわかる?」



生徒:「器物損壊する人!」



郷田:「それ、怒ってる人や!!オコテル人!」



生徒:「金持ち!」



郷田:(心の声)確かに、金持ってたらおごってあげられるけど。。。



郷田:「じゃあ、たけき者って何?」



生徒:「郷田先生!」



郷田:「それ、たけしや!」



生徒:「たけち?たけぴ?」



郷田:(心の声)おい、変なあだ名つけるな。ついこの間まで、小5からはなぜか、「ヒゲジョリパスタ先生」と呼ばれていました。



郷田:「最後の、風の前の塵に同じってのは、風に吹き飛ぶゴミと同じってことやな。」



生徒:「ひっど。人のことゴミ扱いかよ。」



郷田:(心の声)小学生特有の急に出てくる正義感。


その後は、平家が源氏に負けるという話になり、なんでそうなったかまでは覚えてないのですが、「先行者利益」の話になりました。



郷田:例えば、君たちが日本で1件だけのコンビニオーナーやとしたら、色んな人がそこに買いに来て人気になって君らは金持ちになるやろ。それを見て、いいな〜と思った人たちが次々とコンビニを初めても最初の人ほど利益は上がらんねんな。こうやって他の人よりも先に行動したら大きな利益が手に入ることを「先行者利益」って言うんやで。

生徒:「そうか! だから先生はいつも10分前行動って言うんか〜。」



郷田:(心の声)スケール小さっ!!