それが生徒にとってプラスになると思った場合、授業について来れない生徒は授業から外して指導することもあります。

うちの塾は基本的に入塾テストを行いませんので、いろいろな学力層の生徒が来ます。授業を始めてみると計算速度が遅く授業について来れなかったり、覚えることが苦手なため必要な知識が上手くインプットできず、授業に着いて来れなくなることがあります。

しかし、昨年度の時間割変更で小学生コースに自学時間を設けたことが奏功しました。

仮にそんな生徒が見つかったとしても、つまづきの原因まで立ち戻りトレーニングすることが出来るようになりました。自学だけでは時間が足りない場合、保護者の協力も得ながら授業から外します。

つい3週間ほど前まで九九が出来なかった4年生が今、3桁の割り算ができるところまで伸びてきています。

私の目の前に座ってもらい、どこで躓くのか、変な手順になっていないか。もちろん丸つけもこちらでしますので、何が問題なのかが丸裸です。躓きが見つかればその場で同じ系統の問題を作り、繰り返し出来るようになるまで仕込むので伸びの速度が違います。

流石に、こういう生徒ばかりだと見る限界を超えてしまうのですが、数名であればこういった対応も可能です。

一方教室の後ろを見れば、黙々と自分の課題に取り組んでいる生徒達が鎮座しているわけです。

普段、うちのブログにはよく小学生の自学の様子や、音読の様子、マンスリーテストの問題を載せたりするので、えっ。こんなに覚えるの!なんて思われるかもしれません。

それはそれで事実なのですが、一方でそうではない生徒がいることも事実です。

もちろん、集団授業が前提ではありますが、授業以外の時間ではあちらこちらで個別指導が行われます。

優秀な生徒には次なるステップを提示、追いつきが必要な生徒には学年を遡って必要なとこまで戻る。勉強ができる生徒が神棚に飾られることもなく、一方で苦手な生徒が放ったらかしになることもありません。