停止。そして分かるまで戻す、戻す、戻すことの意味とは?

昨日の授業後のミーティングで最近入った先生が報告してくれました。
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「A君が、自学の時間にずっと勉強に集中せず、手遊びを続けていました。他の子は集中しているのに、そこだけが気になりました。どうしたら良かったのでしょうか?」





このA君。社会が大好きで大好きで、他の教科は平均点に届かなくても社会だけは80点、90点を取って来る子です。ハマればできる。そんな子です。





きっとね、それは「分からないんだよ」「解けないんだよ」だから「面白くないんだよ」




そういう時は、2つ方法があるからそれぞれ試してみたらと先輩がアドバイス。



1️⃣教室から引き抜いて分かるところまで戻す。どこが分からなくなった場所かを探る。




2️⃣簡単な問題だけをさせて難しい問題には突っ込ませない。




その子の性格を見てきた者からすると的確なアドバイスだなと感心して聞いていました。





勉強の基本って「面白い」「分かる」「もっとやってみたい」。この気持ちにさせることですよね。




例えば、中学生くらいになって小学校算数の計算はスラスラ解けるので、「嫌い」とは言いませんね。





むしろ「計算だけは得意〜」くらいに思っています。




「嫌だ」「やりたくない」というのはどこかに「分からない(納得していない)」が潜んでいて、楽しく思えなくなっている証拠です。




「基本の考えが間違えずに出来るまで徹底反復」




理解→理解→理解。




納得しながら前に進める。




これが勉強を楽しくする秘訣です。




頭の中から「分からない」を完全に取り除けば、嫌だとはなりません。




むしろ、勉強しているのに清々しい笑顔すら見られます。





やらされる勉強がつまらなく感じるのもそれが原因。






分からないのに、無理やり前に進められてしまうのは誰だって嫌ですよね。




勇気を持って、停める、戻す、戻す、戻す。




集団授業では特に意識すべき点ですね。